米国のバイデン大統領は8月14日、反政府武装勢力タリバンが首都カブールに迫る中でも、約20年に及ぶ戦争の終結優先する意向を示した。
バイデン氏は①米国人の退避支援を目的に米兵5,000人をアフガンに派遣②将来のテロ阻止に向けた能力維持③戦闘停止に向けたアフガン政府支援④タリバンによる米兵への攻撃に即時反撃⑤米穀を支援したアフガン人の米国移送手続きを加速-などの方針を決め、関係閣僚らに指示した。
アフガン駐留を巡り、「アフガン軍が自国を守ることができない、もしくは守る意思がないのであれば、米国がさらに1年間または5年間駐留しても意味がない」と指摘した。タリバンが12日以降、主要都市を相次いで制圧してから、バイデン氏がアフガン情勢に言及するのは初めて。