日本政府は8月20日、フィジーにおける新型コロナウイルスの感染拡大の防止に寄与するために、日本国内で製造したワクチン約6万回分をCOVAXファシリティを通じて供与すると発表した。21日にフィジーに到着する予定。これは、7月2日に開かれた第9回太平洋・島サミットで太平洋島嶼国に対し、年内に合計300万回分を目途として、COVAXを通じてワクチンを供与する意図を表明しており、今回の供与はその一環。新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく。
8月19日現在、フィジーにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数約4万3,000人、死亡者数421人。5月以降、感染が急拡大し、新規感染者数は7月をピークとして高い水準で推移している。