石川県白山市でワニに似た爬虫類の化石発見

石川県白山市でワニに似た爬虫類の化石発見

 石川県白山市教育委員会は4月24日、白亜紀前期にあたる約1億3000万年前の市内の地層から、ワニのような姿をした爬虫類「ネオコリストデラ類」の口先部分の化石3点が見つかったと発表した。調査団によると、ネオコリストデラ類の化石の発見は国内初で、世界では7例目。2002年と10年に、石川や岐阜など4県にまたがる「手取層群」と呼ばれる地層で発掘した。3つの化石は上顎や下顎に当たる部分で、長さ18~50㍉、幅約10㍉、厚さ5~20㍉。歯並びの特徴などから体長1~2㍍のネオコリストデラ類と考えられるという。