国土地理院の解析によると、8月13日に11年ぶりに噴火が確認された小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山、「福徳岡ノ場」では新たにできた2つの島のうち、9月5日時点では東側の島がほとんど確認できなくなっていることが分かった。気象庁は、島は今後波で削られ存続する可能性が低いとしている。
噴火直後は大量の噴出物が積もって、直径数百メートルから1キロほどの2つの島ができているのが確認された。現在も噴煙が上がるなど火山活動は続いているが、8月16日以降、大規模な噴火は確認されていない。国土地理院が9月5日撮影された衛星画像を解析した結果、東側の島はほとんど確認できなくなっていることが分かり、西側の島は陸地部分がやや小さくなったものの、画像でもはっきりと確認できるという。