大阪府大東市の野崎徳洲会病院は9月9日、大阪府の補助を受け敷地内に整備した、大阪府内で2カ所目となる「大阪コロナ重症センター」を、9月16日からの運用開始を前に施設内部を報道機関に公開した。
同センターは重症患者用の病床を20床備え、人工心肺装置=ECMOを最大で4台稼働できるほか、人工透析の装置が2台設置されている。運用開始に向けて病院は新たに40人の看護師を確保し、常勤・非常勤合わせて12人の医師が治療にあたる。広さ450㎡余の治療室は真ん中で仕切れるようになっていて、重症患者が減ってきた場合にはスペースの半分を中等症の患者用に活用するという。
大阪コロナ重症センターは、大阪府が30床を備えた施設を住吉区で運用しているほか、守口市で3カ所目の整備が進められている。