国連環境計画」(UNEP)は10月26日、各国衙2030年に向けて掲げている温室効果ガスの削減目標を達成したとしても、世界の平均気温は21世紀末までに少なくとも2.7度上昇するとの見通しを発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い社会経済活動が抑制された結果、2020年は世界の二酸化炭素(CO2)の排出量は前年に比べ5.4%減った一方、メタン、窒素などを含む温室効果ガス全体の排出量の減少は限定的だったという。
各国で経済活動が再開されていることで、2021年のCO2排出量は前年に比べ4.8%増え、温室効果ガス全体の排出量は、これまで最も多かった2019年よりもやや低い水準になる見通しだとしている。