中国インターネット大手の百度(バイドゥ)は11月25日、北京市内の公道の一部で有料の自動運転タクシーの試験サービスを始めたと発表した。これまで公道でのサービスは無料に実験に限られており、公道での有料サービスは中国で初めてという。百度は自動運転技術を検索サービスに次ぐ収益の柱に育てる方針。
北京市南部の経済開発区で有料サービスを始めた。当初は60㎢の範囲にある600余りの場所で乗り降りでき、サービスの利用状況をみながら利用範囲を広げる。利用者は専用アプリでタクシーを呼んで目的地まで移動し、料金を支払い仕組み。北京での有料サービスを手始めとして、詳細な走行データをもとに安全性などの検証を進め、地方政府との協力を深めて中国全土に広げていく。2030年までに自動運転タクシーを合計100都市で展開する方針だ。日本経済新聞が報じた。