米製薬大手メルクの日本法人MSDは12月3日、新型コロナウイルスの治療薬候補「モルヌピラビル」について、厚生労働省に製造販売承認を申請した。承認されれば、軽症・中等症の患者向けで国内初の飲み薬となる。
メルクは新たな変異株「オミクロン株」に対しても有効である可能性が高いとしている。自宅で治療しやすくなる飲み薬が国内で認められれば、医療機関の負担軽減につながる可能性がある。
メルクは日本での承認取得後、年内にも国内供給を始める。日本政府は延べ160万人分について約12億ドル(約1,300億円)で契約している。