22年からクロマグロ漁獲枠一律15%増に 15年以降初の増枠

12月7日閉幕した太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で、2022年から日本近海を含む中西部太平洋海域で、大型魚(30kg以上)の漁獲枠を2021年比で一律15%増やすことが正式に決まった。これにより、日本の漁獲枠は2021年より732トン増え、5,614トンと決まった。水産庁が7日発表した。
日本はこれまで4年続けて、太平洋クロマグロの資源は回復傾向にあるとして増枠を求めてきた。増枠が認められるのは現在の漁獲規制が始まった2015年以降で初めて。
一方、小型のクロマグロは現在の漁獲枠を維持するとともにキハダマグロ、メバチマグロは、現在の資源管理を2年間継続することになった。