大阪府と大阪市は1月7日、誘致を目指すカジノを含むIR(統合型リゾート施設)整備計画案について、住民に理解を求めるための初の説明会を大阪市中央区の会場で開いた。およそ80人が参加した。
この中で担当の職員が、IRはポストコロナを見据え、観光需要を回復し、観光産業が反転攻勢に転じるための取り組みであることや、行政と事業者が連携しながら、ギャンブル依存症対策に取り組んでいくことなどを説明した。
これに対し、質疑応答でギャンブル依存症のリスクや、会場の「夢洲」の土壌改良に必要となる790億円の負担などについて説明が不十分との批判の声が相次ぎ、質問を限る形で1時間半ほどで終了した。
府と市は2月にかけて説明会をさらに10回程度開催する予定で、その後、議会の同意を得られれば、4月までに計画を国に申請する方針。