藤原京で最大規模の建物跡発見 公的施設か寺院
藤原京で大型の建物跡発見 奈良県立橿原考古学研究所は11月18日、日本最初の本格的都城とされる藤原京(奈良県橿原市、694~710年)で、東西約51㍍、南北約6㍍の大型建物跡(8世紀初め)を見つけたと発表した。藤原宮を除く藤原京では最大規模で、同研究所は公的施設が寺院関連の建物とみている。
発見されたのは近鉄橿原神宮前駅から北東約900㍍の地点。4年にわたる調査で計36の柱穴跡を確認した。建物は直径30センチ前後の柱が東西方向に17本、南北方向に3本並ぶ構造だったとみられる。