厚生労働省が9月30日発表した8月の近畿2府4県の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇し1.20倍だった。求人数は前月比微減となった、求職者数が2.3%減り、結果的に倍率を押し上げた。
主要産業の新規求人数をみると、教育・学習支援業を除くすべての産業が前年同月比でプラスだった。製造業は13.3%増、行動制限のない夏休みで人手確保へ需要増を見込んだ宿泊業・サービス業は7.8%増だった。
一方、総務省が同日発表した近畿の8月の完全失業率(原数値)は2.8%で、前年同月比0・4ポイント改善した。完全失業者数は4万人減の31万人だった。