古墳時代の腰掛け?ほぼ完全な形で出土 奈良・新堂遺跡 2017年2月16日歴史くらぶcare 古墳時代の腰掛け?ほぼ完全な形で出土 奈良・新堂遺跡 奈良県橿原市教育委員会は2月15日、同市の新堂遺跡で古墳時代中期(5世紀ごろ)の腰掛けとみられる木製品がほぼ完全な形で出土したと発表した。 腰掛けは針葉樹のコウヤマキの一木造りで、高さ約12㌢、幅約35㌢。座面の縁に丸みがあり、2本の脚も緩やかな曲線を描くなど精巧なつくりとなっている。 専門家によると、古墳時代の腰掛けとみられる出土例は全国に数十例あるが、これほど完全な形で出土するのは異例という。