40光年先に地球に似た7つの惑星を確認 国際チーム

40光年先に地球に似た7つの惑星を確認 国際チーム

ベルギー・リエージュ大学など国際チームの研究で、地球から約40光年離れた恒星の周囲を、地球に似た7つの惑星が回っていることが分かった。質量やサイズが地球と同程度で、地表に海が存在する可能性があるものもあるという。成果は2月23日付の英科学誌ネイチャーで発表される。
研究チームは米航空宇宙局NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡などで「TRAPPIST(トラピスト)-1」という恒星を観測。恒星を横切る惑星が少なくとも7つ存在することを突き止めた。これらの惑星の半径は地球の0.8~1.1倍程度。ほとんどの星の質量は0.4~1.4倍で、岩石でできている。
トラピスト-1の温度や距離などから7つのうち3つの惑星には、地表に海があって、生命が存在する可能性があるという。