「大坂夏の陣」の焼け跡出土 発掘調査現場を公開

「大坂夏の陣」の焼け跡出土 発掘調査現場を公開

大阪市教育委員会などは2月6~7日、大阪城天守閣に隣接した特別史跡大坂城跡の発掘現場で出土した、大坂夏の陣(1615年)で焼け落ちた豊臣期大坂城の焼け跡を整地した整地層を一般公開した。整地層には屋根瓦の破片や黒く炭化した木材片などのがれきが混在し、真田幸村(信繁)らの勇将ぶりに象徴される、大坂夏の陣の戦いの激しさを物語っていた。
発掘調査現場は天守閣の東南にある金蔵の東側エリア。豊臣期大坂城の石垣を再発掘して公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」に先立ち、周辺に残る遺構の状況を把握するため、大阪市教育委員会などが継続的に調査を実施しているもの。