長崎で草食恐竜・鳥脚類の歯の化石35点見つかる

長崎で草食恐竜・鳥脚類の歯の化石35点見つかる

福井県立恐竜博物館と長崎市は7月18日、強度調査の結果、長崎市の長崎半島西海岸に分布する白亜紀後期の地層「三ツ瀬層(みつせそう)」(約8100万年前)から、主に二足歩行の草食恐竜が属する鳥脚類の歯の化石35点が見つかったと発表した。エドモントサウルスなどの「ハドロサウルス上科(じょうか)」のものとみられるという。
発表によると、2013年から保存状態のよい化石が次々と見つかり、とくに14年以降に発見された34点は半径数㍍の範囲から発掘された。形がきれいに残り、測定できたものの高さは17~5㍉。上下の歯がかみ合う面が水平で、表面にY字や十字の模様がある特徴から鳥脚類とみられ、19点は上あごの歯と確認されたという。