長岡京跡で大規模建物跡 貴族の邸宅の可能性

長岡京跡で大規模建物跡 貴族の邸宅跡の可能性

京都府長岡京市埋蔵文化財センターによると、同市長岡京跡で貴族の邸宅跡とみられる大規模な建物の跡が見つかり8月19日、考古学ファン200人余りが集まり、現地で説明会が開かれた。
説明会では今回見つかった柱の跡から推測される建物の大きさについて、南北21㍍、東西9㍍に及ぶ大きな建物であることが紹介された。また、これまでの調査で隣接する場所にも同じような建物の跡が見つかっていることから、大規模な建物を複数持つことができる有力貴族の邸宅だった可能性があるとしている。
長岡京市の小学校のグランドでは、桓武天皇が794年に平安京に遷都するまでの10年間、都をおいた長岡京の建物の跡が見つかり、今年6月から市の埋蔵文化財センターが発掘調査を続けている。