有機ELディスプレイを開発・製造・販売するJOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区)は6月19日、中国のTCL Tech傘下のディスプレイパネルメーカー、TCL華星光電技術有限公司(TCL CSOT、本社:中国広東省深圳市)と資本業務提携を締結したと発表した。
この提携により、JOLEDは華星光電日本(CSOT-JAPAN、所在地:東京都中央区)を引受先とする第三者割当増資により200億円を調達するとともに、独自の印刷方式有機ELディスプレイ製造技術を活用し、TCL CSOTとテレビ向け大型有機ELディスプレイの共同開発を開始する。
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ベトナムの医療用マスクの輸出急増 5月は1~4月累計の1.3倍に
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナムの医療用マスクの5月輸出が急増した。新型コロナウイルス感染予防のため国内需要を満たすため設けられていた輸出制限が解除されたためだ。
ベトナム税関総局の統計(速報値)によると、2020年5月の輸出量は150を超える企業により合計1億8,154万枚に上った。これは1~4月累計の1億3,950万枚の約1.3倍だ。この結果、同国の1~5月の医療用マスクの輸出量は3億2,100万枚を超えた。
ただ、今後には懸念材料も指摘されている。対EUの輸出だ。ベトナムメディアによると、同国のフェイスマスクを含む医療用品が同国の品質基準を満たしていても、EUの品質基準を満たしていないため、EUに輸出できない事態が生じているという。
コロナ禍で外来患者激減の医療機関に経営への影響深刻化
新型コロナウイルスの影響で4、5月に外来患者が激減した医療機関が少なくなく、経営面への影響が懸念される事態となっている。
医療機関の収入、患者を診察した対価として得られる「診療報酬」は、診察から2カ月遅れで支払われる。4月以降、激減した外来患者の影響が出てくるのは今月からだ。地域ごと、医療機関ごとに幅はあるが、外来患者の数が前年同月比で4月はおよそ40~50%、5月はおよそ30~40%それぞれ減少している。これは新型コロナの感染リスクを考え、意識的に受診を控える人が相次いだほか、医療機関側が受け入れを制限したためだ。
コロナの第2波が懸念される中、医療の中核を担う医療機関の経営が立ち行かなくなる事態は避けなければならない。”医療崩壊”を避けるには医療機関への財政支援も急務だ。