マレーシアからの家きん肉を一時輸入停止 農水省
農林水産省は8月7日、マレーシアからの家きん肉等の輸入を一時停止した。マレーシアの家きん農場で、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の発生が確認された旨、マレーシア家畜衛生当局へ通報があり、日本への侵入防止に万全を期すための措置。
村田製作所 中国・無錫市の生産子会社の生産棟竣工
村田製作所(本社・京都府長岡京市)は8月8日、生産子会社、村田新能源(無錫)有限公司(所在地:中国江蘇省無錫市)が、2017年8月から建設を進めていた4棟目の生産棟がこのほど完成し、竣工式を執り行った。
新棟の工場棟は鉄骨・鉄筋コンクリート造5階建、厚生棟は鉄筋コンクリート造6階建。延床面積は工場棟8万8178平方㍍、厚生棟7308平方㍍、建築面積2万2508平方㍍。総投資額約160億円(建物のみ)。村田新能源(無錫)有限公司の従業員数は7548名(2018年7月31日現在)。
主にモバイル用途向けリチウムイオン二次電池の需要増に対応するため、生産能力の増強を目的とし、更なる需要増大に応える体制を構築していく。
阪急阪神エクスプレス インドに10カ所目の営業拠点開設
阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)のインド現地法人、阪急阪神エクスプレス(インド)は、インド南部のタミルナドゥ州コインバトールに営業所を開設し、8月16日から営業開始する。
同社は、インドには2009年3月のデリー本社・支店の開設を皮切りにチェンナイ、ムンバイ、バンガロールなど9支店・営業所があり、今回のコインバトールは10カ所目の営業拠点。
タミルナドゥ州はチェンナイを中心とする南部の最大市場で、これまでコインバトール地域はチェンナイ支店がフォロー、営業活動を担ってきた。同地域は繊維産業の集積地で、Tシャツや子供服などの軽衣料を中心に繊維製品の輸出拡大が見込まれている。今回の営業所開設により、インド系繊維関連産業をターゲットに地域密着型の営業活動を展開する。
地盤ネットHD 地盤調査機iGP ベトナム・ダナンで始動
地盤ネットホールディングス(本社:東京都千代田区)の子会社、地盤ネットはベトナムでの地盤調査によるデータ収集を開始するため、同社が開発した全自動式地盤調査機iGPを7月20日、ベトナム中部のダナンに運び入れ戸建て地盤調査を開始した。
iGPはスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)を用いた地盤調査法で、ボーリング調査と比べ安価で、土地の4隅と中央の計5点の連続的なデータで判定する。
近年、ベトナムでは建物の不同沈下による事故が多発しており、建造物の建設には地盤調査が必須となっている。
地盤ネットHDは当面SWS試験による戸建て住宅向けの地盤調査に軸足を置き、住宅事業進出を進めていく。中長期的にはベトナム全土へ調査対象を広げ、全土の災害リスクの”見える化”を視野にビジネス領域を広げていく。
共英製鋼 ベトナムVIS社の株式71.7%へ追加取得
共英製鋼(本社:大阪市北区)は8月7日、ベトナムの子会社Vietnam Italy Steel Joint Stock Company(本社:ベトナムフンエン省、以下、VIS社)の株式を追加取得し、VIS社への出資比率をこれまでの65.0%から71.7%に高めたと発表した。今回、500万株を取得価額7億800万円で追加取得した。
これによりVIS社と同様、ベトナム北部で操業する連結子会社Koei Steel Vietnam Company Limited(所在地:ベトナムニンビン省)とのシナジー効果を高め、ベトナム北部市場における共英製鋼グループの存在感をより一層高めていく。
三菱自 インドネシアで「エクスパンダー」の生産拡大
三菱自動車はこのほど、インドネシアの乗用車生産拠点ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県、以下、ブカシ工場)で生産する「エクスパンダー」の生産を拡大すると発表した。
同国から4月に輸出を開始したエクスパンダーは、2018年度に約10万台を生産する計画としていたが、各国からの計画を上回る受注や要望を受け、20%増の約12万台に増やす。
ブカシ工場では7月からエクスパンダーの生産を月1万台に増強したが、さらなる生産能力向上を図る。インドネシア国内の需要増と輸出拡大に伴い、2019年度のエクスパンダーの生産台数を15万台へ引き上げる計画だ。