三菱ケミカル インドネシアPVCコンパウンドメーカーを買収
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は、インドネシアのPVCコンパウンドメーカー、PT.ABC Plastindo(本社:インドネシア・タンゲラン、以下、Plastindo社)を買収することを決めた。
同社株式の100%を創業者らから8月を目途に取得する予定。この買収によりインドネシアに新たな事業拠点を確保し、成長著しいASEAN地域全体で自動車分野、電線分野等の事業展開をより一層加速させていく。
IHI運搬機械 中国で機械式駐車場事業の合弁設立
IHI運搬機械(本社:東京都中央区、以下、IUK)はこのほど、中国山東省青島市の国有資本運営会社、華通集団傘下の華通能源投資有限責任公司、華通科工投資有限責任公司の2社と、新たに機械式駐車場事業を行う合弁会社を設立した。
合弁会社「青島華通石川島停車装備有限責任公司」の登録資本金は1000万米ドルで、株主は華通能源50%、華通科工1%、IUK49%。人員は60名。機械式駐車場の開発、設計、製造、販売、据付、メンテナンスを手掛ける。
合弁会社では、高収容効率を誇り、かつ中国にはないスーパースクエアパーキングをメイン機種として事業展開を図っていく。
東レなどタイで膜利用糖化プロセスの実証プラント
東レ(本社:東京都中央区)はこのほどタイで、製糖工場で発生する余剰バガスを原料として、各種バイオ化学品生産の共通原料となるセルロース糖を製造する実証プラントを三井製糖(本社:東京都中央区)、三井物産(本社:東京都千代田区)と共同で完成させた。
この実証プラントは2017年1月に三井製糖と設立したCellulosic Biomass Technology Co.,Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下CBT社)のタイ・ウドンタニ県に所在する事業所に建設したもの。
今回の技術実証の取り組みは、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進める、国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業「余剰バガス原料からの省エネ型セルロース糖製造システム実証事業」の一環。
7月下旬に実証プラントの運転を開始し、2020年度まで運転し、省エネ効果、生産物の性能、システムの経済性等の評価・検証を行う予定。
住友林業 タイで不動産開発第2弾 高級分譲マンション
住友林業(本社:東京都千代田区)は100%子会社のSumitomo Foresty(Singapore)Ltd(以下、SFS社)を通じ、タイで高級分譲マンションを開発する。同国の不動産開発会社Property Perfect PCL(以下、PF社)とPF社傘下のGrande Asset Hotels&Property PCL社(GA社)との共同事業で、総投資予定額は2億6600万米ドル。2022年の完成を目指す。
このタイ・バンコクの「(仮称)リバーサイドプロジェクト」はPF社およびGA社と共同で設立する特定目的会社(以下、SPC)が鉄筋コンクリート造、地上60~70階建、500~600戸の高級分譲マンションを開発・販売するもの。2019年5月着工(工期は約3年)、2019年4月から販売開始の予定。SPCの出資比率はSFS社49%、GA社42%、PF社9%の予定。