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岩手で旧制中学の「ミライの賢治」描いた直筆ノート

岩手で旧制中学の「ミライの賢治」描いた直筆ノート

岩手県出身の童話作家、宮沢賢治(1896~1933年)と交流のあった旧制中学時代の先輩の実家から見つかったノートが、筆跡の鑑定の結果、賢治の直筆のものだったことが分かった。地元研究グループの「矢巾町 宮沢賢治を語る会」が発表した。
ノートは2001年、賢治の1学年先輩で、同県矢巾町にある藤原健次郎さんの実家の蔵で発見された。計算式や英文のほか、「ミライの賢治」と書かれた落書きがあり、オルガンを弾いたり、勲章を付けた軍人姿の賢治が描かれている。また、「南無妙法」との書き記しもあり、賢治がこの時期から仏教思想を意識していたことをうかがわせる。藤原さんと賢治は学校の宿舎が同室で、一緒に山に登るなど、親交が深かったという。

NEDO 工場廃液から金属回収 マレーシアで共同研究

NEDO 工場廃液から金属回収 マレーシアで共同研究

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はマレーシアの大学と、日本企業が開発した工場廃液や汚泥から有用金属を回収する技術を低コスト化する共同研究に乗り出す。
マレーシアでは経済成長とともに排水処理が課題となっている。排水に含まれる銅やニッケルなど有用な金属の回収率80%以上を目標に、2016年度までに技術を確立する。マレーシアの国立パハン大学と排水処理の技術開発について基本合意した。基礎技術を開発したアクアチックとパハン大学が現地企業の協力を得て実施する。総事業費は1億9000万円。日経産業新聞が報じた。

加賀・前田家の屋敷跡か 伏見城下で巨大礎石穴

加賀・前田家の屋敷跡か 伏見城下で巨大礎石穴

京都市文化財保護課は6月23日、豊臣秀吉が建てた伏見城(京都市伏見区)の大名屋敷があったとされる区域から、礎石を据えるための巨大な穴が7カ所見つかったと発表した。穴の大きさは直径約1.7~2㍍で、深さ2.3㍍以上のものもあり、城下で最大級だった。
江戸時代の絵図から加賀百万石を築いた前田家の屋敷跡とみられ、豊臣政権で要職に就いた前田家の権威を物語る遺構という。同課によると、穴の中は直径2~3㌢の小石の層と粘土層を交互に積み上げながら、細い棒で突き固めて礎石や建物が沈み込まないように地盤改良していた。

記憶遺産候補に伊能忠敬作製地図、信長公記など応募

記憶遺産候補に伊能忠敬作製地図、信長公記など応募

文部科学省は6月23日、2017年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産への登録を目指す候補として、全国から16件の応募があったと発表した。千葉県香取市が保有する伊能忠敬作製の地図や、織田信長の家臣が書き残し、京都市の神社に伝わる「信長公記」、第二次世界大戦中に「命のビザ(査証)」で数多くのユダヤ人を救った外交官・故杉原千畝氏の関連資料(岐阜県八百津町)、特攻隊員の遺書や手紙(鹿児島県南九州市)などの応募も寄せられた。
日本ユネスコ国内委員会の19日までの公募に対し、地方自治体や史料を保有する寺社などが申請した。同国内委は有識者会議を開いて9月に2件を選び、2016年3月にユネスコに推薦。17年夏ごろにユネスコが審査し、登録の可否を決める。

日本 ミャンマー「ダウェー経済特区」開発に参加

日本  ミャンマー「ダウェー経済特区」開発に参加

日本政府はミャンマー南部で計画されている東南アジア最大規模の「ダウェー経済特区」の開発に参加する。ミャンマー、タイ両政府による特別目的事業体(SPV)に出資し、専門家の派遣などで特区の計画づくりを主導する。
製造業が集積するタイと現地を結ぶ道路整備も支援し、東南アジアからインドや中東、アフリカの市場をにらむ産業拠点を構築する。日本企業のビジネス機会を増やし、日本の経済成長につなげる。
安倍晋三首相が7月4日、ミャンマーのテイン・セイン大統領、タイのプラユット暫定首相と都内で会談。3カ国は協力に向けた合意文書に署名する。この骨子は①日本によるSPVへの出資②タイ国境とダウェーをつなぐ道路整備の支援③国際協力機構(JICA)職員ら専門家の派遣-などだ。
開発するのはバンコクの西300㌔㍍にあるダウェー経済特区。インド洋に臨む工業団地を中心とし、総面積は約2万㌶に上る。ミャンマーでは開発が先行する最大都市ヤンゴン近郊のティラワ経済特区の8倍以上の広さで、東南アジア最大の工業団地になる見通し。日本経済新聞が報じた。

日本がロヒンギャ支援 緊急無償資金協力4億円

日本がロヒンギャ支援   緊急無償資金協力4億円

岸田文雄外相は6月20日、東京都内の国連大学で講演し、難民化したミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」らが乗った密航船がインド洋上で漂流している問題で、総額350万㌦(約4億3200万円)の緊急無償資金協力を実施すると表明した。
ロヒンギャを巡っては、2012年にミャンマーのラカイン州で民族衝突が頻発し、十数万人が難民化。周辺国に密航船が相次いで漂着している。この問題で日本が資金協力するのは初めて。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じ、インドネシアやマレーシアなどに漂着したロヒンギャに、避難所設置をはじめ人道支援を実施する。

高山右近「福者」に バチカンが認定手続き開始

高山右近「福者」に   バチカンが認定手続き開始

安土桃山時代のキリシタン大名、高山右近(1552~1615年)が近く、キリスト教カトリックで最高位の「聖人」に次ぐ「福者」に認定される見通しとなった。バチカン(ローマ法王庁)の神学審査委員会が6月18日、認定手続きを進めることを了承した。
今後、高位聖職者である枢機卿の会議を経て、フランシスコ・ローマ法王が承認する。発表は2015年末~16年1月になる見込み。「列福式」は16年中に日本で開催される予定だ。法王は列福式に「可能なら行きたい」と述べたという。15年は右近の没後400年にあたり、日本司教団や関係地方自治体などが働きかけてきた。
右近は12歳の時に洗礼を受け、、高槻城主となって織田信長や豊臣秀吉に仕えた。「バテレン追放令」を出した秀吉に棄教を迫られたが、当時、右近と同様キリシタン大名といわれたすべての有力大名、武将が棄教、改宗した中で、彼はこれを拒否。信仰の前にすべてを棄て、最終的に徳川家康による国外追放令を受けてフィリピン・マニラに渡り、現地で死亡した。カトリックでは、迫害下に信仰を死守した殉教者を崇敬している。

弥生時代の集落近くに水田、墓地 高槻・安満遺跡

弥生時代の集落近くに水田、墓地    高槻・安満遺跡

大阪府高槻市教育委員会は6月19日、弥生時代の環濠集落「安満遺跡」(同市八丁畷町)で、弥生前期(約2500年前)の大規模な水田跡(約9000平方㍍)と遺体の埋葬に用いたとみられる土器棺や木棺墓跡が見つかったと発表した。
以前の調査で建物跡が見つかっており、広大な水田跡が一体となって確認されたのは珍しいという。遺跡公園の予定地1万5000平方㍍を発掘調査。東西約90㍍、南北約100㍍で水田跡を確認した。あぜ(幅約20㌢、高さ約5㌢)で、10~65平方㍍の長方形に区切られていた。

「佐渡鉱山」重要景観に 名勝に徳島「大歩危」

「佐渡鉱山」重要景観に 名勝に徳島「大歩危」

文化審議会は6月19日、「佐渡相川の鉱山および鉱山町の文化的景観」(新潟県佐渡市)など3件を重要文化的景観に、吉野川中流の渓谷「大歩危」(徳島県三好市)など3件を名勝に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。6件の史跡指定や3件の天然記念物指定、3件を登録記念物にすることも求めた。近く答申通り告示され、史跡・名勝・天然記念物は計3163件、重要文化的景観は50件、登録記念物95件になる。

文豪、谷崎の佐藤春夫宛て書簡2通見つかる

文豪、谷崎の佐藤春夫宛て書簡2通見つかる

文豪、谷崎潤一郎(1886~1965年)が、当時、大阪・船場の商家の人妻で後に妻となる松子に抱いていた恋愛感情など、女性を巡る複雑な人間関係などを綴って友人の作家、佐藤春夫(1892~1964年)に宛てた手紙2通が谷崎の遺族宅で見つかった。
日付は谷崎の代表作の一つ「春琴抄」の執筆開始前後の1933年2月13日と翌月29日。手紙には、谷崎と松子の恋愛感情が、結果的に松子夫婦の崩壊につながったことなど、複雑な人間関係と現状に対する心情を冷静に綴っている。
谷崎と妻千代、佐藤の3人は恋愛事件の末に和解し、千代が谷崎と離婚して佐藤と再婚した後も親しい交友が続いた。手紙は2通とも、谷崎の孫で佐藤とも血縁関係がある竹田長男さん(69)が自宅で保管していた。