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横河電機 インドネシア公共事業省と水処理で連携

横河電機 インドネシア公共事業省と水処理で連携

横河電機は4月17日、インドネシア公共事業省水供給開発局とパートナーシップ契約を締結したと発表した。同局の幹部職員に、水処理に関する計測・制御技術の教育プログラムを提供する。インドネシア現地法人のヨコガワ・インドネシアが2月に契約を締結した。現地法人を通じて浄水場向けの制御システムの提案を強化し、水事業にかかわる人材育成の支援をすることで、同国の給水網の整備や安全な水供給に貢献する。NNAが報じた。

バンドン会議60周年 アジア・アフリカ連携強化

バンドン会議60周年  アジア・アフリカ連携強化

1955年にインドネシアで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の60周年を記念する一連の会合が4月19日、首都ジャカルタで始まった。インドネシアのルトノ外相は「アジアは成長のエンジン、アフリカは希望の大陸だ」と表現。バンドン会議で地域間の協力と連携に弾みをつけたいと意欲的だ。22~23日、ジャカルタで開かれる首脳会議にはジョコウィドド大統領、日本の安倍晋三首相、中国の習近平国家主席のほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)や南アフリカなど50カ国以上の代表が参加する予定。

低炭素都市づくりへ バンドンが川崎市と連携

低炭素都市づくりへ  バンドンが川崎市と連携

神奈川県川崎市はインドネシア西ジャワ州の州都バンドン市と、温暖化ガスの排出抑制などに取り組む低炭素都市づくりの連携事業を始めた。川崎市、地球環境計画(UNEP)の国際環境技術センターと連携し、川崎市がバンドン市の職員研修を受け入れ、両市の関係機関との調整にあたる。相手国の温暖化ガス削減策に協力することで、排出枠を得る環境省の2国間クレジット制度(JCM)の補助金を活用し、事業を推進する。日経産業新聞が報じた。

 

為末大さん「スポーツ発展に協力」ブータン親善大使に

為末大さん「スポーツ発展に協力」ブータン親善大使に

陸上男子400㍍障害で世界選手権銅メダルを2度獲得した為末大さん(36)がこのほどブータン・オリンピック委員会の親善大使に就任し、同国のスポーツ振興を支援することになった。為末さんは3月30日、ブータンで行われた調印式で正式に任命を受け、「スポーツで人を育てる活動によって、ブータンのスポーツ文化の発展に協力していきたい」と意欲をみせている。毎日新聞などが報じた。

ベトナムで11月に「ジャパンフェスティバル2015」

ベトナムで11月に「ジャパンフェスティバル2015」

ベトナム・ホーチミン市は4月9日、「ジャパンフェスティバル in ベトナム 2015」をホーチミン市で11月に開催すると発表した。8日に同イベントのホーチミン市の実行副委員長のファ・ゴック・トゥアン氏と、実行委員長を務めている日越友好議員連盟の特別顧問、武部勤氏との会談で大筋合意したもの。アセアンポータルが報じた。

歌麿の新種の肉筆浮世絵発見 中国の仙女「西王母」

歌麿の新種の肉筆浮世絵発見 中国の仙女「西王母」

「見返り美人」など江戸時代の美人画で知られる浮世絵師・喜多川歌麿が、中国の神話上の女神を描いた新種の肉筆浮世絵が、4月10日までに発見された。作品の多くが遊女や町娘ら江戸の流行の美人・風俗を題材とした歌麿にしては極めて珍しい画題で、専門家は歌麿研究にとって貴重な発見だとしている。

今回発見された肉筆美人画は縦約84.3㌢、横35.7㌢。絹地に中国で古代から信仰された「西王母(せいおうぼ)」の姿を色彩豊かに描いている。西王母は中国の霊山に住む仙女で、漢の武帝に不老長寿の桃を与えたという伝説がある。歌麿の肉筆画は50点余り確認されているが、中国の美人を描いた作品はこれまでなかった。

JICA タイ国道9号線のかさ上げ補修工事完了

JICA タイ国道9号線のかさ上げ補修工事完了

国際協力機構(JICA)は4月9日、洪水対策のため約55億円の無償資金援助で実施した、タイ国道9号線の最大40㌢かさ上げ工事を終え、開通式典を開いた。中部アユタヤからバンコクの約30㌔㍍で、安藤ハザマなどの合弁会社が施工、2013年6月に着工し、契約通り23カ月間の工期で終了した。式典に出席した同国のプラシン運輸相は「工業分野で日本との協力関係は深化している」と日本へのさらなる期待感を示した。日経産業新聞が報じた。

両陛下パラオ訪問「亡くなったすべての人々を追悼」

両陛下パラオ訪問「亡くなったすべての人々を追悼」

天皇、皇后両陛下は4月8日午後(日本時間)、太平洋戦争の激戦地だったパラオ共和国に到着された。空港で同国のレメンゲサウ大統領夫妻と会見。同日夜に行われた同国主催の晩さん会で、天皇陛下は「ここパラオの地において、私どもは先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、その遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います」とあいさつ。

宮内庁によると、会見時間は約15分間。冒頭で天皇陛下が、同国からの招待に感謝を示した。大統領は、約1万人の日本人が戦死したペリリュー島には、戦時中に日本兵が立てこもった洞窟で入口が封鎖されているものが約200あることに触れ、「順次開けて遺骨収集を加速させたい」との意向を表明。陛下は「遺族は大変喜ぶと思います」と答えたという。

両陛下は同日夜、コロール島の文化センターで、太平洋戦争で多くの日本人が命を落としたミクロネシア連邦とマーシャル諸島の大統領夫妻と懇談した。9日にはヘリで約50㌔離れたペリリュー島に渡り、西太平洋地域の戦没者を国籍を問わず慰霊の対象にしている「西太平洋戦没者の碑」などを訪問する。

経団連会長がジョコ大統領と会談 企業進出に協力要請

経団連会長がジョコ大統領と会談 企業進出に協力要請

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は4月8日、同国を訪問中の経団連の榊原定征会長と会談した。会談には金融、商社、製造業など日本企業18社の代表らも同席。榊原会長らは規制緩和など日本企業進出への協力を要請した。また、同席した企業代表からもユドヨノ前政権時からのプロジェクトが中断している発電所や、高速道路、鉄道敷設計画などへの協力を訴えたほか、インドネシアへの技術移転についても話し合った。榊原会長らは9日に経済関係閣僚らと会談する予定。毎日新聞が報じた。

佐藤春夫 中学時代の日記見つかる 文学目覚め前

佐藤春夫 中学時代の日記見つかる  文学目覚め前

和歌山県新宮市立佐藤春夫記念館は4月7日、同市出身の作家で詩人、佐藤春夫(1892~1964年)が中学校に入学した年につけていた日記が見つかったと発表した。春夫の妻千代さん(故人)の孫(東京都内在住)が所有する遺品の中にあった。同記念館によると、春夫は生前、「日記は書かなかった」と発言しており、日記の発見は初めて。

和紙54㌻に毛筆で記されていた。日付は1904年1月1日~同7月29日で、春夫が旧制新宮中学(現和歌山県立新宮高校)に進学した年に当たる。日露戦争(1904~1905年)の戦況を伝える号外を見て「万歳大勝利」、少年雑誌についいて「少年世界ヲ讀ミ」と記し、友達と「ベースボール」をしたと書き、捕まえたスズメが死んだ日には「可愛相ナコトヲシタ」など主に身辺雑事をつづっていた。

日記の最初のページなどに記された文言から、父親に強く言われて日記を書き始めたらしいことが分かる。就寝前に必ず日記を書き、事実とそれについての感想を飾らずに記すよう指示されていた。ただ同記念館によると、本を読みこんだといった内容の箇所は見当たらず、文学的な目覚めにはまだ達していなかった時代のものと判断される。春夫は、小説「田園の憂鬱」や自伝的小説「わんぱく時代」などで知られる。