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日本鉄鋼連盟 4/28マレーシアに地域事務所開設

日本鉄鋼連盟  4/28マレーシアに地域事務所開設

日本鉄鋼連盟は4月28日にマレーシア・クアラルンプールで「東南アジア地域事務所」を開設する。重要性が高まる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への対応力の強化を図るためで、東南アジア鉄鋼協会(SEAISI)をはじめ、ASEAN地域各国の鉄鋼団体等との人的ネットワーク構築を通じた情報交換を行う。

難波京「朱雀大路」跡 難波宮跡の南部で側溝を確認

難波京「朱雀大路」跡 難波宮跡の南部で側溝を確認

大阪文化財研究所の調査によると、上町台地に築かれた都・難波京(なにわきょう)のメインストリート「朱雀大路」の側溝とみられる溝が、大阪市中央区の難波宮跡(国史跡)の南で見つかった。難波京の朱雀大路が確認されたのは初めて。道幅は、藤原京を超える約33㍍と推定されている。現場は、1993年に現・大阪市立聴覚特別支援学校のグランドで見つかった、前期難波宮の朱雀門(宮城南門)跡から南に約140㍍。

難波京は孝徳天皇が大化の改新直後の645年から建設し、天武天皇の時代にかけて整備された「前期」と、聖武天皇が726年から造営を始め、平城京の副都として整備した「後期」に分かれる。溝の時期は絞り込めていないが、難波京の基準となる朱雀大路も、前期には建設されていたとみられる。

春日大社 4/1から国宝・本殿を一般公開

春日大社 4/1から国宝・本殿を一般公開

社殿を20年に1度修復する「式年造替(しきねんぞうたい)」を行っている奈良市の春日大社は3月30日、国宝の本殿を報道陣に公開した。4月1日~5月31日に一般公開される。特別公開では、普段は皇室関係者以外に立ち入ることができない「内院」に入れる。神社建築「春日造」による4棟の建物が並列した本殿、各殿の間に描かれた神馬などの絵を間近に拝観できる。また、約140年ぶりに本殿背後の後殿(うしろどの)も開門し、本殿そばにある石「磐座(いわくら)」も見られる。4月5日まで神宝「鹿島立鉾(かしまだちのほこ)」が初公開されている。

JR東海 ミャンマー鉄道省にキハ系車両28両を譲渡

JR東海  ミャンマー鉄道省にキハ系車両28両を譲渡

JR東海は3月27日、ミャンマー鉄道省に今年度の廃車を予定していた普通気動車を譲渡すると発表した。同鉄道省からの要請を受け、高山本線、太多線、紀勢本線、参宮線などで使用してきたキハ40系12両、キハ11系16両の計28両を譲渡する。3月17日に譲渡契約を締結済みで、準備ができ次第、順次車両を引き渡す。また、来年度に廃車を予定している普通機関車約50両についても、ミャンマー鉄道省の要請に基づき譲渡する予定で調整を進めている。

「条ウル神古墳」は70㍍規模 被葬者は巨勢氏が有力

「条ウル神古墳」は70㍍規模  被葬者は巨勢氏が有力

蘇我馬子の墓と有力視される石舞台古墳(奈良県明日香村)に匹敵する巨大横穴式石室が13年前に確認された奈良県御所市の「条(じょう)ウル神(かみ)古墳」(6世紀後半)が全長約70㍍の前方後円墳であることが分かった。同市教育委員会が3月27日発表した。これまで墳形や大きさが不明だった。また、被葬者は奈良盆地南西部を本拠し、ヤマト政権の一翼を担った有力豪族、巨勢氏の可能性が高いとみている。

土井晩翠がローマから薄田泣菫に宛てた書簡発見

土井晩翠がローマから薄田泣菫に宛てた書簡発見

岡山県倉敷市は3月27日、「荒城の月」の作詞者として知られる土井晩翠(1871~1952年)が、イタリアのローマから倉敷市出身の詩人、薄田泣菫(1877~1945年)に宛てた書簡が見つかったと発表した。これは1903年ごろ、2枚の絵はがきとスミレの押し花を封筒に入れ、晩翠が留学していたローマから送ったもの。

「未だ御目にかからず候へとも一筆御免被下度」と始まることから、まだ面識がなかったが、尊敬する薄田に手紙を書いたとみられる。スミレの花は薄田が愛読した英国を代表する詩人ジョン・キーツの詩集で詠まれており、薄田のペンネームにも使われた。晩翠はキーツの墓のそばに咲いていたスミレを押し花にして送っていた。薄田の子孫が倉敷市に寄贈した書簡類から見つかった。

与謝野鉄幹・晶子夫妻が薄田泣菫に宛てた書簡見つかる

与謝野鉄幹・晶子夫妻が薄田泣菫に宛てた書簡見つかる

岡山県倉敷市は3月27日、歌人の与謝野鉄幹(1873~1935年)、晶子(1878~1942年)夫妻が、詩人で随筆家の薄田泣菫(1877~1945年)に宛てた書簡46点が見つかったと発表した。鉄幹は雑誌『明星』の運営難を吐露し、晶子は恐縮しながら原稿料の送付を依頼するなどしており、当時の与謝野家の苦しい台所事情がうかがわれる。

同市出身の薄田泣菫は大阪毎日新聞社の学芸部長なども務めた。書簡の日付は夫妻が20歳代から40歳代だった1900年から19年で、泣菫の遺族から同市に寄贈された約1700点の資料の中にあった。晶子は1913年11月27日付で「心ぐるしき極み」としたうえで、「稿料をすこしご送附たまはらば」と催促。17年3月8日付には「金十七円(現在の約8万~13万円)をかはせでおおくり下さいまして ありがたく存じます」と綴っている。調査した加藤美奈子・就実短大准教授は「年齢の近い泣菫には、苦労も打ち明けやすかったのでは」とみている。

 

外国人介護福祉士の国家試験合格率44%に上昇

外国人介護福祉士の国家試験合格率44%に上昇

厚生労働省は3月26日、2014年度の介護福祉士の国家試験で、経済連携協定(EPA)に基づく外国人候補者の合格者数が78人だったと発表した。合格率は44.8%で、前年度に比べ8.5㌽上昇した。介護福祉士国家試験を受けた外国人候補者は計174人で、このうちインドネシア人が85人、フィリピン人が89人。日本人を含めた全体では15万3808人が受験し、9万3760人が合格した。合格率は61.0%(前年度比3.6㌽低下)だった。外国人にとって日本語の専門用語などが高いハードルとなるが、今年度は以前の試験で不合格となり、再受験した人の合格率が上がった。

春日大社で「仮殿遷座祭」ご神体を仮殿に移す

春日大社で「仮殿遷座祭」ご神体を仮殿に移す

春日大社(奈良市)で3月27日夜、国宝・本殿などを20年に一度修復する式年造替(しきねんそうたい)に伴い、工事前にご神体を別の建物に移す儀式「仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)」があった。暗闇に提灯を携えた神職の列が参道を進み、白い大幕をくぐって本殿へ向かった。花山院弘匡宮司が小声で「秘文ノ祝詞(ひもんののりと)」を奏上。神職の「オー」という声と雅楽の演奏が響く中、ご神体4柱が本殿の西側にある移殿に運ばれた。ご神体を再び本殿に戻す「本殿遷座祭」は2016年11月に行われる。

ジョコ大統領ら新幹線で愛知入り トヨタ工場視察

ジョコ大統領ら新幹線で愛知入り トヨタ工場視察

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領らは3月25日、東京から、当初予定されていた大統領専用機ではなく、新幹線で愛知県に入った。豊田市のトヨタ自動車本社で豊田章男社長と会談した。会談後、豊田社長は「インドネシアではすでに200㌶の用地も確保しており、輸出拡大に協力する用意はある。インドネシア政府も我々が動きやすいように輸出港の整備など投資環境を整備してほしい」と話し、ジョコ大統領は努力することを約束した。この後、同大統領らは同社の元町工場へ移動。「クラウン」などの生産ラインを視察しながら、改めてインドネシアへの一層の投資を求めた。また、同工場では実務研修中のインドネシア人研修生の歓迎を受けた。トヨタ自動車訪問には、ソフヤン・ジャリル経済調整相、ルトノ・マルスディ外相、ラフマット・ゴーベル商業相、ムルドコ国軍司令官らが同行した。