care のすべての投稿

パナソニック タイのロボット開発・国家プロジェクトに参画

パナソニック タイのロボット開発・国家プロジェクトに参画

パナソニックは3月12日、タイのロボット開発・国家プロジェクト「Center for Advanced Medical Robotics(高度医療ロボット工学センター)」に参画すると発表した。同プロジェクトは、タイにおける医療ロボットの開発と実証が目的。国家プロジェクトの推進などに投資を促すタイのTCELSとマヒドン大学が中心となって、2013~17年の5年間に総額20億バーツ(約70億円)規模で実施される。

京都・琳派400年記念し、外壁に「21世紀の風神・雷神」

京都・琳派400年記念し、外壁に「21世紀の風神・雷神」

「琳派」の祖、本阿弥光悦が徳川家康から京都・鷹ヶ峯の領地を拝領してから今年で400年の節目となるのを記念して、京都国立博物館(京都市東山区)で3月12日から、記念のプロジェクション・マッピングが始まる。11日の内覧会では、博物館の外壁に鮮やかな映像が映し出された。映写されるのは、映像作家の土佐尚子・京都大学教授が制作した「21世紀の風神・雷神伝説」。毎秒2000コマの高速度カメラで撮影した自然現象の映像に、風神・雷神図や、未生流笹岡の笹岡隆甫家元のいけばな作品、茂山逸平さんによる狂言「神鳴」の舞台などが織り込まれている。15日までの午後6時半~8時半に3回上映。無料だが、申し込みが必要。

福井県勝山市出土の化石は新種恐竜「コシサウルス」

福井県勝山市出土の化石は新種恐竜「コシサウルス」

福井県立恐竜博物館は3月10日、同県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から見つかった化石が、草食恐竜の新種のものと確認されたと発表した。同館は、北陸地方の古称「越国(こしのくに)」にちなんで学名を「コシサウルス・カツヤマ」と命名。化石は3月12日から同館で公開される。

化石は13本の歯が残る右上顎骨(長さ16.9㌢)や左大腿骨の一部(同11.7㌢)など5点で、2008年に発掘された。推定される全長は約3㍍で、3歳以上の幼体とみられる。

東日本大震災4年 被災地スマトラ島から祈りとエール

東日本大震災4年 被災地スマトラ島から祈りとエール

日本の東日本大震災から4年を迎える3月11日、約10年前の大津波で同じく多くの犠牲者を出したインドネシア・スマトラ島北部アチェ州の州都バンダ・アチェでも、日本の犠牲者を追悼する記念式典が行われる。大津波に襲われた両国の市民が、心を寄せ合う活動が自治体や市民レベルで根付き始めている。産経新聞が報じた。

東北大と北大 フィリピン科技省から衛星開発を受注

東北大と北大  フィリピン科技省から衛星開発を受注

東北大学と北海道大学は3月10日、フィリピン初となる人工衛星の開発・製作を、同国の科学技術省から受注したことを明らかにした。受注額は8億円(東北大5億円、北大3億円)。重量50㌔㌘級の超小型人工衛星2基を2017年末までに運用し、フィリピン政府が必要な防災や農林水産業の気象調査などに活用する。

契約期間は今年1月から17年末までの3年間。フィリピン科学技術省と共同開発の形で行い、フィリピン人技術者を両大学の留学生として受け入れる費用も含める。日本の政府開発援助(ODA)資金は使われず、両大学が直接受注した。両大学が海外で衛星開発を受注するのは初めて。NNAが報じた。

下鴨神社で21年に1度の「式年遷宮」神事スタート

下鴨神社で21年に1度の「式年遷宮」神事スタート

世界遺産の下鴨神社(京都市左京区)で3月10日、21年に1度、社殿を新しくする「式年遷宮」神事のうち、祭神が宿るとされる「磐座(いわくら)」をおはらいする「新殿磐座解除(げじょ)の儀」があった。修理が終わった本殿に祭神を移す「正(しょう)遷宮」(4月27日)に向けた一連の神事の皮切りとなる。磐座は、東西の本殿(国宝)の中間にある石で囲われた約1.1㍍四方の穴。神職らが穴の中に鏡や太刀などの鎮め物を納め、小石で埋めた。今後、本殿や新造された獅子狛(ししこま)のおはらい(3月19日)や提灯行列(3月21日)、献茶祭などの行事が予定されている。

日本の伝統織物 インドネシアに活路 和・ムスリム融合

日本の伝統織物 インドネシアに活路 和・ムスリム融合

日本の伝統織物業界とインドネシアのムスリムファッション業界の仲介役を果たそうと、慶応大学のインドネシア研究者らが4月1日付で、一般社団法人「日本ムスリムファッション協会」を設立する。イスラムへの理解を深めつつ、ファッション分野での「和とムスリムの融合」を通じて、衰退する日本の伝統織物の活路を、イスラム市場に見い出そうという試みだ。代表理事を務めるのは、慶応大の大学院社会学研究科で教育学を専攻する折田真一さん。協会は和服に使われる日本の伝統織物を使って、ムスリム向けの服をつくり、インドネシアで販路を広げていくことを目指す。じゃかるた新聞が報じた。

経済、対テロに連携強化で一致 日ラオス首脳会談

経済、対テロに連携強化で一致  日ラオス首脳会談

安倍晋三首相は3月6日、訪日中のラオスのトンシン首相と官邸で会談し、ラオスに対する日本のインフラ開発支援や両国間の投資促進などを通じて、経済開発を強化する方針で一致した。安全保障分野やテロ対策での連携も確認し、こうした内容を盛り込んだ共同声明に署名した。

安倍首相は、今年が両国の国交60周年に当たることに触れ、「戦略的パートナーシップを結び、協力を深めていく」と強調した。また、両首脳は年末に予定されている東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足に向けた協力を強化することも合意した。

平安の優美 初公開 春日大社本殿・式年造替で

平安の優美 初公開 春日大社本殿・式年造替で

春日大社は3月6日までに、20年に1度の修繕事業「式年造替(しきねんぞうたい)」に合わせ、国宝の本殿を初めて一般公開すると発表した。通常は皇室関係者しか入れない内院(ないいん)に入り、本殿を間近に見ることができる。

公開は4月1日から5月31日。ご神体を本殿から仮殿に移し本殿の修復作業に入る前の2カ月間を利用して公開する。現在の本殿は1863年に建て替えられたが、奈良・平安初期の様式を保ち、平安後期の王朝の優美さを加味したとされている。