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千葉県醤油工業協組らがインドネシア留学生受け入れ

千葉県醤油工業協組らがインドネシア留学生受け入れ

千葉県醤油工業協同組合(千葉市中央区)は千葉大学と連携、協力し、「アジア人材交流プロジェクト」の一環として、醤油醸造技術・産業を学ぶ留学生をインドネシアから受け入れる。2015年の4~9月の6カ月間、まず1人で実施し、16年度以降の受け入れ拡大も検討する。留学費用は同協組が負担する。留学生は、インドネシア大学、ガジャマダ大学などインドネシアに9校ある千葉大学の姉妹校(国立大)から学生を選抜する。

受け入れに先立ち、11月にも同協組が姉妹校の担当教授を招き、フィールド研究・研修先となる組合員の事業所を見学してもらう予定。受け入れ先としてハラル認証を取得し、ホテルや空港内のレストランに醤油を納入している香取市のちば醤油など数社が候補に挙がっている。

世界最大のムスリムの国、インドネシアの学生に日本の醸造技術・しょうゆ産業を学んでもらい、インドネシア現地メーカーへの技術供与やOEM(相手先ブランドによる生産)なども含め、長期的に日本のしょうゆ産業の地位向上につなげるのが狙いだ。

三井造船 インドネシアから実習生300人受け入れ

三井造船 インドネシアから実習生300人受け入れ

三井造船は9月8日、インドネシア東ジャワ州スラバヤのパル造船所から日本に最大300人程度の技能実習生を受け入れる計画を明らかにした。新造船の受注拡大による操業度向上が見込まれる半面、国内では人手不足が顕在化しているため、年内にもパル造船所と新たな5年間の包括提携を結び、人事交流を含めて関係を強化する。パル造船所にとっても日本の造船技術を学べるなど利点は大きい。

立命館大が中国・大連理工大に共同学部を開設

立命館大が中国・大連理工大に共同学部を開設

立命館大学は9月9日、中国の理系難関校の一つ、大連理工大学(大連市)に国際情報ソフトウェア学部を開設した。大連理工大学との共同学部として中国政府の認可を受けており、「日本初の大学本格輸出」だという。同学部はIT(情報技術)分野の人材育成を目的に、立命館大学情報理工学部(滋賀県草津市)のカリキュラムを基本として運営。立命館大から年間延べ約20人の教員が現地に赴任し、全体の3分の1の科目・単位を日本語で講義する。1学年の定員100人のうち、上位40人は3年次に立命館大に転入予定で、両校の学位を取得できる。

インドネシア・バンダアチェ職員が東松島市で研修

インドネシア・バンダアチェ職員が東松島市で研修

宮城県東松島市で、インドネシアアチェ州の州都バンダアチェ市から派遣された市職員2人が研修に励んでいる。津波で大きな被害を受けた自治体同士、経験やノウハウなどを共有し「相互復興」に生かすのが狙い。研修しているのはバンダアチェ市文化観光部プロモーション協力室長のムハマド・イクバルさん(31)と、同市海洋水産農学部総務課長ズルファドリィさん(38)。2人は11月末までの3カ月間滞在する。

2人は期間中、市内外の企業らでつくる産学官民連携組織「東松島みらいとし機構」に所属。同機構が取り組んでいるメガソーラーやバイオマス発電所建設を見学するほか、集団移転先の住宅造成工事、防潮堤整備の現場を視察したり、漁業施設や水産加工場などを見て回る。

「住民のニーズに応じ、長期的な視点で計画が実行されている点に感心した。帰国したらすぐに取り入れたい」と話している。帰国するまでの3カ月間に2人は、バンダアチェ市で実践すべき具体的な課題やテーマをどれだけ見つけることができるだろうか。

中小企業整備機構 タイ工業省と政策協力の覚書

中小企業整備機構 タイ工業省と政策協力の覚書

中小企業基盤整備機構は9月5日、タイ工業省と中小企業振興の政策協力の覚書を結んだ。バンコクを訪れた同整備機構の高田坦史理事長が調印式に出席した。タイ進出を希望する日本企業への情報提供や、日本企業との提携を望むタイ企業とのビジネスマッチングなどを行っていく。

西本願寺の文書に残る土方歳三ら新選組の日常・実像

西本願寺の文書に残る土方歳三ら新選組の日常・実像

浄土真宗本願寺派本山・西本願寺(京都市下京区)に残された幕末の文書から、新選組は西本願寺に駐屯した当時の様子を示す記録が見つかった。本願寺史料研究所が9月2日発表した。

新選組が駐屯を始めた直後、寺に多額の借金を願い出たり、隊士の待遇改善を副長の土方歳三自らが寺側に直談判したりするなど、組織維持に苦心したさまが浮かび上がる。研究所が当時の日記やメモ書きを精査。新選組に関する記述が14カ所で見つかった。

新選組は1865年(元治2年)3月、壬生寺周辺から西本願寺の北集会所に移り、2年余り駐屯。記録には駐屯を始めた11カ月後の3月2日に「金五百両也」「新選組ヨリ拝借願ニ付、今日御貸下ニ相成候事」との記述があり、寺が200両、残りを商人から工面していた。

会社発足式にモディ首相が激励に訪れる

会社発足式にモディ首相が激励に訪れる

三菱商事とインドのタタ・コンサルタンシー・サービシス(TCS)がそれぞれの子会社を統合した日本TCS(東京都港区)の新人育成プログラムの発足式に9月2日、来日中だったインドのモディ首相が激励に訪れた。48人の新人社員に「皆さんはTCS社員としてインドへ行くが、日本へはインドの大使として戻ってきてほしい」と話した。この発足式には当然、印TCS社長も出席した。

日印首脳 東寺を散策 安倍氏、モディ氏をおもてなし

日印首脳 東寺を散策   安倍氏、モディ氏をおもてなし

安倍晋三首相は8月31日、日本を訪問中のインドのモディ首相を世界遺産の東寺(京都府南区)を案内し、ともに仏像などを見学した。前夜の京都迎賓館での夕食会に続く”おもてなし”で、インドとの関係強化を目指す意向をアピールした。

東寺は真言宗の開祖・弘法大師空海ゆかりの寺院で、密教を通じてインドとの関係も深い。安倍首相は東寺講堂前でモディ氏を出迎え国宝の五重塔を一緒に見て回った。大日如来の前では並んで合掌した。

インド首相 山中所長に血液疾患治療で協力要請

インド首相  山中所長に血液疾患治療で協力要請

日本を訪問中のインドのモディ首相は8月31日、京都大学iPS細胞研究所(京都市)を視察し、ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥所長から幹細胞研究の説明を受けた。モディ氏は「インドでは血液疾患に苦しむ子供が多い。インドでもiPS細胞の研究を進め、治療に役立てたい」と協力を求めた

インドでは治療法が確立されていない鎌状赤血球貧血症という遺伝病が多数報告され、対応が課題となっている。インド政府筋によると、モディ氏は医療分野での技術向上や開発促進につながる日本の協力に強い関心を寄せており、自ら山中所長との面会を希望したという。

京都市、インド・バラナシ市と提携 確認書交わす

京都市、インド・バラナシ市と提携 確認書交わす

京都市の門川大作市長とワドゥワ・駐日インド大使が8月30日、京都迎賓館で京都市とインド北部の歴史都市・バラナシ市のパートナーシティ提携の意向確認書交わした。安倍晋三首相とインドのモディ首相も立ち会った。2015年、正式に協定を締結し、文化、芸術、歴史遺産保全など特定分野の交流を民間主体で進める。バラナシ市は、ガンジス川沿いにあるヒンズー教の聖地で、人口は約120万人。