連日、熱戦が続くサッカーW杯ブラジル大会。日本は初戦、コートジボワールに1対2で逆転負けし、最悪のスタート。だが、そんな会場で出色の「日本」を印象付けているものがある。今回の大会で使われている12競技場のうち、3競技場でテント構造物メーカーの太陽工業(大阪市淀川区)が作ったテント製のスタンドが採用されているのだ。
同社がW杯の競技場の屋根を受注するのは4大会連続。付着した汚れを太陽光で分解する技術で白さを保ち、まさに世界最高のプレーを引き立てている。同社は1970年の「大阪万博」でアメリカ館など「膜」で包まれた構造物の9割を手掛け、当時日本で最初だった大型膜構造物、88年完成の東京ドームの屋根も受注した業界のパイオニア。
極細のガラス糸を束ねた繊維で作った厚さわずか0.8㍉の膜は、表面に付着したほこりや雨が流れた跡を、紫外線で分解する「酸化チタン光触媒」の技術を導入している優れものだ。
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兵庫県養父市で廃校活用し産官学連携で植物工場
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兵庫県養父市で廃校となった小学校を利用して栽培されたリーフレタスが初めて収穫された。オリックス不動産(東京)、過疎地の支援策を研究する関西学院大との養父市初の産官学連携事業として整備された植物工場は、廃校となった小学校の体育館を利用。2013年秋からリーフレタスの栽培事業が開始され、今回初めて収穫され6月17日、報道陣に公開された。
同工場は完全に人工の明かりだけで栽培されていて、外気と遮断されているため、無農薬で栽培することができる。また、季節や天候の影響を受けにくいため、安定供給できるのが強みだ。工場は年間100万株、84㌧のリーフレタスの生産が見込まれている。養父市は農業分野の国家戦略特区に選ばれている。
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今秋 中・外食コメ取引市場開設 中食業界団体
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日本べんとう振興協会、日本炊飯協会、日本惣菜協会、日本弁当サービス協会、加工用米取引センターが参加する「国産米使用推進団体協議会」(約450事業者が所属)は今秋、中食・外食業者向けのコメ取引市場を開設する。新設する市場を通して需要家が希望する銘柄や価格を示し、生産者と直接取引きすることを目指す。中食・外食業者には全国農業協同組合連合会(全農)主導の値決めに対する不満がある。調達コストの低下や需給を反映した価格指標に育てることを狙う。
2014年産から取引を開始する。1年単位の長期契約を対象とし、取引が成立した銘柄や価格を公表する。インターネット上の専用サイトを使った会員取引を想定している。7月にも農業生産法人を交えた研究会をつくり、コメ生産者に参加を呼びかける。
18年産をメドにした減反廃止で、コメ生産者は需要や価格動向を見ながらの生産や販路の確保が必要になる。農家は新市場を通じて買い手の欲しい銘柄などが分かるため、生産や販売計画も立てやすくなる。中食・外食業者にとっては農協以外の調達ルートを確保することで、仕入れコスト低減につながる可能性もある。