「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

「脱石油依存」へ協力「日・サウジ ビジョン2030」

「脱石油依存」へ協力「日・サウジ ビジョン2030」

安倍晋三首相は3月13日、サウジアラビア国王として46年ぶりに来日したサルマン国王と首相官邸で会談し、「脱石油依存」経済への脱却を目指すサウジアラビアに、日本が産業多角化やインフラ、エネルギー、医療などの多分野で支援する経済協力プラン「日・サウジ・ビジョン2030」に合意した。
両政府は東京とリヤドに拠点を設け、共同プロジェクトの実行に向けた体制を構築する。共同プロジェクトではサウジアラビア国内に、規制緩和や税制優遇を進める経済特区を創設し、日本企業の積極的な進出を促す。

アユタヤで日本・タイ友好130周年の「絆」駅伝

アユタヤで日本・タイ友好130周年の「絆」駅伝

日本・タイ修好130周年を記念して3月12日、アユタヤ歴史公園、史跡周遊コースを舞台に、「アユタヤ『絆』駅伝」(タイ国政府観光スポーツ省主催)が開催された。
同駅伝には総勢435チーム・1740人が参加した。日本から学生・高校生32人がタイ学生とチームを組み参加し、たすきをつないだ。
前日、東日本大震災から6年になる11日のレセプションでは、出席した約200人が哀悼の意を込め、黙とうを捧げた。

ミャンマーのフードバリューチェーン構築で合意

ミャンマーのフードバリューチェーン構築で合意

日本とミャンマーの官民が連携し、ミャンマーにおけるフードバリューチェーン構築のための具体的な方策の検討を開始することで合意した。これを受け、山本農林水産大臣とアウン・トゥ・ミャンマー農畜産灌漑大臣は3月7日、東京で「ミャンマーにおけるフードバリューチェーン構築のための工程表」の合意議事録に署名した。この工程表は品目別対策、品目横断的対策について、今後5年間に取り組むべき項目を取りまとめたもの。

ミャンマーの和平へ4億8700万円の無償資金協力

ミャンマーの和平へ4億8700万円の無償資金協力

ミャンマーのヤンゴンで3月9日、樋口建史駐ミャンマー大使と、ニコラス・ジョージ国連プロジェクト・サービス機関(UOPS)ミャンマー事務所代表代行との間で、4億8700万円の無償資金協力「国民和解・和平構築プロセス支援計画」に関する交換公文の署名が行われた。
この計画は、ミャンマー政府が推進する少数民族武装勢力との和解・和平プロセスを促進し、同国の安定化および持続的発展のために寄与することを目的とし、そのために必要な資金をUNOPSに供与するもの。

両陛下 故プミポン・タイ前国王を弔問 祭壇前に供花

両陛下 故プミポン・タイ前国王を弔問 祭壇前に供花

天皇・皇后両陛下は3月5日、親善訪問先のベトナム・フエで全予定スケジュールを終え、政府専用機でタイの首都バンコクに到着した。
両陛下は半世紀以上にわたる親交があり、2016年10月に死去したプミポン前国王の弔問のため、王宮を訪問。前国王の棺が安置された祭壇の前で供花し拝礼された。
その後、ワチラロンコン新国王と会見し、弔意を示された。

両陛下 ベトナム最高指導者夫妻と別荘で会見

両陛下 ベトナム最高指導者夫妻と別荘で会見

ベトナム訪問4日目の天皇・皇后両陛下は3月3日、ハノイで同国最高指導者のグエン・フ―・チョン共産党書記長夫妻と会見した。
宮内庁によると、同書記長は通常、共産党本部で賓客を迎えるが、今回は両陛下の宿舎に近い別荘で対面した。また両陛下との間で交わされたお茶のおもてなしや、夫人が同席したことも異例のことだったという。
その後、両陛下は政府専用機でベトナム中部の古都フエに移動した。空港から宿舎に向かう沿道では日本とベトナムの国旗を手にした、民族衣装の女性や子供らが出迎えるなど歓迎ムードに包まれた。

JICA ミャンマー向け1250億円の円借款貸付に調印

JICA ミャンマー向け1250億円の円借款貸付に調印

国際協力機構(JICA)は3月1日、ミャンマーの首都ネピドーでミャンマー政府との間で6事業、総額1250億2100万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
今回調印した対象事業は①バゴー橋建設事業(310億5100万円)②貧困削減地方開発事業(フェーズ2)(239億7900万円)③農業・農村開発ツ-ステップローン事業(151億3500万円)④ヤンゴン都市圏上水整備事業(フェーズ2)(第1期)(250億円)⑤地方主要都市配電網改善事業(48億5600万円)⑥ヤンゴン・マンダレー鉄道装備事業フェーズⅠ( 250億円)の6件。

天皇・皇后両陛下 ベトナム初訪問 残留日本人と懇談

天皇・皇后両陛下 ベトナム初訪問 残留日本人と懇談

天皇・皇后両陛下は2月28日午後、羽田発の政府専用機でベトナムに到着した。両陛下の同国訪問は初めて。首都ハノイの空港ではダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席夫妻らの出迎えを受けた。
ハノイでは3月1日に歓迎行事に出席し、2日には終戦後もベトナムに残った残留日本人の家族らと懇談。3日には古都フエに移動する予定。
なお、ベトナムからの帰途にはタイを訪れ、2016年10月に死去したプミポン前国王の弔問をする。

マレーシア 北朝鮮との外交関係見直し 国交断絶検討

マレーシア 北朝鮮との外交関係見直し 国交断絶検討

マレーシア政府は、金正男(キム・ジョンナム)氏が猛毒VXで殺害された事件で、捜査協力を拒む北朝鮮との外交関係の見直しの検討に入った。同国のザヒド副首相が外務省に、北朝鮮との関係見直しの選択肢を洗い出すように指示した。
これはマレーシアの捜査のあり方や、警察幹部の発表を一方的に批判・非難するだけで、全く協力姿勢を示さない北朝鮮への圧力を強め、協力を迫るもの。国交断絶や外交官の追放など複数の選択肢が俎上に載せられている模様だ。

JICA ネパールの生活用水水質・給水改善に資金贈与

JICA ネパールの生活用水水質・給水改善に資金贈与

国際協力機構(JICA)は2月15日、ネパール政府との間で「ポカラ上水道改善計画」を対象として48億1300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。これにより、ポカラ市および周辺の浄水施設、配水池、導・送・排水管、給水メーターを整備する。
ポカラ市はネパール第2の都市として人口約25万人(2011年)を抱え、年間23万人(2010年)の観光客が訪れる同国最大の観光都市だ。しかし、現在同市には浄水場がなく、また敷設されている排水管の老朽化や不適切な配置により、水道水の水質管理や給水頻度等の面で多くの深刻な課題を抱えている。