日本政府は4月5日、ウクライナや周辺国に対する1億ドル(約120億円)の緊急人道支援を決定した。保健・医療分野や食料支援のほか、ウクライナでのがれき除去や地雷・不発弾の処理に役立てる。また、国際機関や日本の非政府組織(NGO)を通じウクライナやポーランド、モルドバなど周辺国を支援する。ウクライナを巡る日本の人道支援は3月24日、G7首脳会議で岸田首相が1億ドルの支援を表明しており、合わせて2億ドル規模になる。
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ASEAN特使ミャンマー初訪問 国軍司令官らと面談も成果欠く
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力相はこのほどリム・ジョクホイASEAN事務総長とともにミャンマーを訪問し、ミンアウンライン国軍司令官兼国家統治評議会議長や関係閣僚と面談を行った。同副首相はミャンマー情勢に関するASEAN特使に任命されており、特使としての初訪問となった。
ただ、①カンボジアのフン・セン首相による1月のミャンマー訪問のフォローアップ②2021年4月のASEAN首脳会議で発表された「5項目の合意」の円滑な実行、および必要とするミャンマー国民への人道支援③アウンサンスーチー氏を含む、すべての関係者との面談-などは叶わず、具体的な成果に欠ける結果に終わった。