「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

TSUBASAプロジェクト参加行連携で海外法人へ融資

TSUBASAプロジェクト参加行連携で海外法人へ融資

北國銀行(本店:金沢市)は北洋銀行(本店:札幌市)と連携して、同行取引先のシンガポール現地法人に対し融資を実行した。
北洋銀行が債務保証する信用状(スタンドバイL/C)を発行し、北國銀行シンガポール支店が当座繰越枠を設定する融資形態で、TSUBASA(翼)プロジェクト参加行連携による北國銀行からの融資実行は今回が初めて。融資金額は30万シンガポールドル。(約2400万円)。TSUBASAプロジェクトには現在7行が参加している。

日本企業の16年度海外M&A3割増で最多の11兆円

日本企業の16年度海外M&A3割増で最多の11兆円

M&Aをトータルにサポートするレコフ(東京都千代田区)によると、日本企業による海外M&Aで2016年度の買収額は前年度より3割増え、過去最高の10兆9127億円に達した。また、案件数も627件で6%増え過去最多となった。低金利で資金を調達しやすい環境が続いたことで、案件の大型化も進んだとみられる。
買収金額トップは、ソフトバンクグループによる半導体チップ設計の英アーム・ホールディングスの買収で、約3兆3000億円と突出した金額となった。このほか、アサヒグループホールディングスによる東欧のビール事業買収の約8800億円などが目立った。

TOTO タイ・バンコクにテクニカルセンター開設

TOTO タイ・バンコクにテクニカルセンター開設

TOTO(北九州市小倉北区)はタイ・バンコク市内に、専門家向けショールーム「TOTOテクニカルセンターバンコク」を開設した。
場所は新興開発地域ラマナイン(Rama9)地区。全750平方㍍の同センター内には、技術展示はじめ体験スペースも複数設け充実している。同社では、デベロッパーや設計事務所など建築専門家に向けた提案型施設と位置付けている。

Jファーム 香港で苫小牧で生産の高糖度トマト販売

Jファーム 香港で苫小牧で生産の高糖度トマト販売

JFEエンジニアリングのグループ会社、Jファーム(北海道札幌市)は苫小牧市のスマートアグリプラントで栽培・生産した高糖度トマトを香港のスーパー「YATA(一田)」で販売開始した。
香港では、日本産野菜に対し「美味しい」「安全・安心」という理由で、富裕層を中心にニーズが高まっている。Jファームは2015年4月からシンガポール明治屋で高糖度トマトを販売しており、顧客から好評価を得ている。これに続き今年3月中旬に実施した香港での糖度10以上の高糖度トマトのプロモーション販売で好評を得たため、同下旬から常設販売を開始した。

アース製薬 89億円でベトナムの家庭用品AMGを買収

アース製薬 89億円でベトナムの家庭用品AMGを買収

アース製薬(東京都千代田区)は3月30日、ベトナムで洗剤や芳香剤、殺虫剤などの家庭用品を製造・販売するA My Gia Joint Stock Company
(以下、AMG)の全株式を取得(子会社化)することで、株式譲渡契約を締結したと発表した。約89億円でAMGの普通株式の全150万株(議決権割合100%)を取得する。株式譲渡日は5月の予定。

JBIC ファームドゥのモンゴルの太陽光発電に融資

JBIC ファームドゥのモンゴルの太陽光発電に融資

国際協力銀行(JBIC)は、ファームドゥ(群馬県)のモンゴル法人Everyday Farm LLC(以下、EDF)との間で850万米㌦(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。これは東和銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約1210万米㌦相当。
EDFがモンゴルのウランバートル市で行う太陽光発電事業に必要な資金を融資するもの。EDFは今後20年にわたってモンゴル国営送配電会社に売電することが決まっている。

JBIC 共同精版印刷のベトナム法人へ融資

JBIC 共同精版印刷のベトナム法人へ融資

国際協力銀行(JBIC)は、海外展開支援融資ファシリティの一環として、共同精版印刷(奈良県)との間で融資金額138万米㌦(JBIC分)の貸付契約を締結した。これは、南都銀行との協調融資によるもの。
ベトナムで現地法人、VIETNAM KYODO SEIHAN PRINTING COMPANY LIMITEDを設立し、パッケージ関連の印刷・販売事業を行うために必要な資金を融資するもの。

住友商事 インド特殊鋼大手ムカンド社子会社へ出資

住友商事 インド特殊鋼大手ムカンド社子会社へ出資

住友商事とインドの鉄鋼大手特殊鋼メーカー、ムカンド社(マハラシュトラ州)は、ムカンドの子会社で特殊鋼圧延事業を行うMASPL社の株式を住友商事が49%取得し、MASPL社に出資参画することに基本合意した。
これにより、ムカンド社との間で立ち上げ済みの二次加工事業のサプライチェーンの上流にあたる特殊鋼圧延事業も合弁事業化することで、同国の特殊鋼需要に対応しやすくなる。

JBIC タイ,インドネシアの日系自動車部品企業に融資

JBIC タイ,インドネシアの日系自動車部品企業に融資

国際協力銀行(JBIC)は3月31日、フォース(滋賀県)のタイ法人および半谷製作所(愛知県)のインドネシア法人向けに、いずれも自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資する貸付契約を締結した。
THAI FORTH CO.,LTD(以下、TFC)との間では1190万タイバーツ(JBIC分)を限度とする契約で、滋賀銀行との協調融資となる。TFCがタイのチョンブリ県行う自動車部品の鈑金加工事業で、生産設備の増設に充てられる。
半谷製作所との間では609万米㌦(JBIC分)の貸付契約で、三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、融資総額は870万米㌦となる。半谷製作所のインドネシア法人PT.HANYA KARYA BAHANA(以下、HKB)が行う自動車部品の製造・販売事業で、工場の新設に充てられる。

住友商・関電 インドネシアの発電所拡張工事に着工

住友商・関電 インドネシアの発電所拡張工事に着工

住友商事、関西電力は3月31日、インドネシアのコングロマリット、アストラグループ傘下のユナイテッド・トラクターズ(以下、UT)とともに参画している同国のタンジュン・ジャティB石炭火力発電所5・6号機拡張プロジェクトの建設工事に着工した。
同事業はジャワ島中部の同発電所の既存の1~4号機(2640MW)の隣接地に、高効率な超々臨界圧石炭火力発電設備ユニット2基(2000MW)を新たに建設するもの。商業運転開始後25年間にわたり、現地に設立した事業会社を通じて発電所の運転・保守および、インドネシアの国営電力PLNに対する売電を行う総事業費約5000億円のBOT(Build Operate Transfer)方式のプロジェクト。