TSUBASAプロジェクト参加行連携で海外法人へ融資
北國銀行(本店:金沢市)は北洋銀行(本店:札幌市)と連携して、同行取引先のシンガポール現地法人に対し融資を実行した。
北洋銀行が債務保証する信用状(スタンドバイL/C)を発行し、北國銀行シンガポール支店が当座繰越枠を設定する融資形態で、TSUBASA(翼)プロジェクト参加行連携による北國銀行からの融資実行は今回が初めて。融資金額は30万シンガポールドル。(約2400万円)。TSUBASAプロジェクトには現在7行が参加している。
JBIC タイ,インドネシアの日系自動車部品企業に融資
国際協力銀行(JBIC)は3月31日、フォース(滋賀県)のタイ法人および半谷製作所(愛知県)のインドネシア法人向けに、いずれも自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資する貸付契約を締結した。
THAI FORTH CO.,LTD(以下、TFC)との間では1190万タイバーツ(JBIC分)を限度とする契約で、滋賀銀行との協調融資となる。TFCがタイのチョンブリ県行う自動車部品の鈑金加工事業で、生産設備の増設に充てられる。
半谷製作所との間では609万米㌦(JBIC分)の貸付契約で、三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、融資総額は870万米㌦となる。半谷製作所のインドネシア法人PT.HANYA KARYA BAHANA(以下、HKB)が行う自動車部品の製造・販売事業で、工場の新設に充てられる。
住友商・関電 インドネシアの発電所拡張工事に着工
住友商事、関西電力は3月31日、インドネシアのコングロマリット、アストラグループ傘下のユナイテッド・トラクターズ(以下、UT)とともに参画している同国のタンジュン・ジャティB石炭火力発電所5・6号機拡張プロジェクトの建設工事に着工した。
同事業はジャワ島中部の同発電所の既存の1~4号機(2640MW)の隣接地に、高効率な超々臨界圧石炭火力発電設備ユニット2基(2000MW)を新たに建設するもの。商業運転開始後25年間にわたり、現地に設立した事業会社を通じて発電所の運転・保守および、インドネシアの国営電力PLNに対する売電を行う総事業費約5000億円のBOT(Build Operate Transfer)方式のプロジェクト。