日本企業の16年度海外M&A3割増で最多の11兆円

日本企業の16年度海外M&A3割増で最多の11兆円

M&Aをトータルにサポートするレコフ(東京都千代田区)によると、日本企業による海外M&Aで2016年度の買収額は前年度より3割増え、過去最高の10兆9127億円に達した。また、案件数も627件で6%増え過去最多となった。低金利で資金を調達しやすい環境が続いたことで、案件の大型化も進んだとみられる。
買収金額トップは、ソフトバンクグループによる半導体チップ設計の英アーム・ホールディングスの買収で、約3兆3000億円と突出した金額となった。このほか、アサヒグループホールディングスによる東欧のビール事業買収の約8800億円などが目立った。