テラドローン 海外進出第一弾 豪クイーンズランド州
テラドローン(東京都渋谷区)は1月25日、海外進出第一弾としてオーストラリアクイーンズランド州政府の支援を得て、拠点となる子会社を設立した。
今後、オーストラリアでは親会社のテスラモーターズで蓄積してきた海外展開のノウハウを活用つつ、日本で実績のある土木測量事業だけでなく、オイルガス、マイニング、鉄道の点検事業などドローンを用いた各事業を行っていく。
プロポライフ ソナトラGとカンボジアで現法設立
プロポライフ(本社:東京都千代田区)はカンボジアで不動産事業を手掛けるソナトラグループ(本社:プノンペン)と今後、同国でタウンディベロップメント、都市開発事業を手掛けていくことを目的に連結子会社となる現地法人、プロポライフ ソナトラ カンボジア(資本金500万米㌦)を設立する。
第一弾としてプノンペンの中心地から車で15分の好立地に、中間上級所得層向けの数百戸のタウンディベロップメント「プロポライフ ソナトラタウン」プロジェクトを開発する。
同プロジェクトは、プロポライフのアジア拠点、プロポライフ ベトナム(本社:ホーチミン市)が管理・運営する。
NEXCO西日本 インドネシアMUNと管理システム開発
西日本高速道路(NEXCO西日本、大阪市北区)はこのほど、インドネシアの高速道路運営会社、マルガウタマ ヌサンタラ社(MUN社)と高速道路の点検データの履歴管理を行うマネジメントシステムを、同国の高速道路の環境や基準に合わせて共同開発した。
さらにこのシステムを、MUN社が運営するビンタロスルポンダマイ道路(BSD)、ボソワマルガヌサンタラ道路(BMN)の2路線へ販売することを決めた。
NEXCO西日本は、日本の高速道路技術に高い関心を示しているインフラ事業者、ヌサンタラ インフラストラクチャー社(NI社)が出資するMUN社と2015年8月に「包括的な技術提携の覚書」を締結。この覚書のもとに、日本の高速道路技術の導入および外販ビジネスの基盤を構築するため、複数の個別技術、スマートインスペクション(SI)、非破壊検査(橋梁・舗装)・新型軸重計などの導入検討を進めてきた。
丸紅 タイ電力庁から複合火力発電所建設を共同受注
丸紅はドイツのシーメンスおよび同グループの現地法人と共同で、タイ電力庁(EGAT)からサウスバンコク複合火力発電所建設案件を受注した。出力は約1200MW、総受注額は約600億円。
これはバンコク近郊のムアン地区、チャオプラヤー川沿いに位置する現在稼働中の旧式火力発電所を、高効率で環境負荷が小さい複合火力発電所にリプレースするもの。設計・調達・土木・据付工事・試運転までを手掛けるフル・ターンキー契約で、2019年の完工を予定。
丸紅、シーメンスグループは過去10年間にタイで同規模の案件を計4件を共同受注している。また、丸紅の50年にわたるタイにおける発電所受注実績は今回を含め合計約1万1000MWとなり、タイの総発電容量の約30%に達する。