東京電力は11月12日、福島第1原子力発電所2号機から取り出した溶融燃料(デブリ)を、日本原子力研究開発機構の大洗原子力工学研究所(所在地:茨城県)に搬入した。2011年の原発事故後、デブリを原発敷地外に出したのは初となる。14日から約1年かけて、デブリの硬さや成分などを分析し、今後の本格的な取り出しに生かす方針。
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USJ 新エリア「ドンキーコング」完成度高め12/11開業
大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の運営会社は11月12日、新エリア「ドンキーコング・カントリー」を12月11日開業すると発表した。当初は2024年春に開業予定だったが、「完成度をより高めるため」2024年後半への延期を発表していた。
任天堂のゲームキャラクター「ドンキーコング」がテーマで、2021年3月オープンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を1.7倍に拡張して整備した。新エリアはドンキーコングが暮らすジャングルをイメージ」。トロッコに乗ってジャングルを駆け巡るアトラクション「ドンキーコングのクレイジートロッコ」や、ゲームにも登場する建物「黄金のしんでん」などを設けている。
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荏原 ロケット 電動ターボポンプで極低温流体試験に成功
荏原製作所(本社:東京都大田区)は11月8日、2022年から開発を進めているロケットエンジン用電動ターボポンプで、2024年9月にに実施した液体窒素による性能試験に成功したと発表した。今回、試験を実施した電動ターボポンプは、ロケットエンジンに液体メタンを燃料として供給することを想定。試験は9月6〜13日、宮城県のJAXA角田宇宙センター内の極低温ターボポンプ試験設備で実施された。
実際のロケットエンジンの燃料と同様に極めて低い温度の液体窒素(−196℃)を作動流体として使うことで、低温環境独特の課題に対する設計・製造条件を確認した。この試験の成功は荏原が目指す宇宙への低コストで自由度の高い輸送手段の確立に向けた大きな第一歩としている。
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大阪ガスと鴻池運輸 インドの都市ガス事業で協業
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は11月11日、低炭素に向けた取り組みとして鴻池運輸(大阪本社:大阪市中央区)と、インドにおける都市ガス事業のさらなる成長を目指し、協業を開始すると発表した。
大阪ガスは、インドにおける全事業エリアで2024年4月現在約10万世帯の一般家庭に天然ガスを供給。ガスの輸送に必要なパイプラインは約9,900kmに延伸しており、日本企業が出資する都市ガス事業の中では最大規模を誇る。
今回の鴻池運輸との協業により、他の事業パートナーとともに、圧縮天然ガス(CNG)ステーションや天然ガス導管網など、天然ガスインフラのさらなる整備を進めていく。これにより交通用を中心に、家庭用・業務用・産業用と幅広い分野で天然ガスの利用拡大を見込む。