塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は10月4日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」を低中所得国に広く提供するためのライセンス契約を、スイスに本部を置く公衆衛生機関、医薬品特許プール(MPP)との間で締結したと発表した。日本など規制当局での薬事承認が前提となる。
MPPがジェネリック医薬品(後発薬)メーカーにゾコーバの生産・供給のサブライセンスを与えることで117カ国に供給することが可能になる。塩野義は、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症について緊急事態を宣言している期間、契約の対象国での売り上げに対する特許権料を放棄する。
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メディカロイド(本社:神戸市中央区)は10月3日、手術支援ロボット「hinotori(TM)サージカルロボットシステム」をはじめとする医療用ロボットのグローバル展開に向け、米国、ドイツに続く3カ所目の海外拠点として、シンガポールに現地法人「Medicaroid Asia Pacific Pte.Ltd.」を設立し、同日より活動を開始すると発表した。新会社の資本金は130万シンガポールドルで、全額メディカロイドが出資する。
メディカロイドは2020年8月に厚生労働省よりhinotoriの製造販売承認を取得し、同年12月より国内で使用されている。
今回設立したシンガポールの拠点で、東南アジア・オセアニア・南アジアの医療用ロボットのマーケティング、薬事および品質証明に関する活動、サービス・サポートを目的として活動していく。