兼松KGK(本社:東京都中央区)は9月5日、ベトナムのSong Luy Joint Stock Company(以下、Song Luy)とともに、同国ビントゥアン省で水力発電事業を推進すると発表した。同プロジェクトは、環境省が実施している二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業に採択され、ベトナムにおける水力発電事業でのJCM設備補助事業として、初の採択案件となった。
8MWでの小水力発電事業で、2023年7月より発電した電力はベトナム南部電力公社へ供給する。同公社への電力供給量は年間約51GWhを見込んでいる。
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ダイビル ベトナムのビルで全使用電力をCO2フリー化
ダイビル(本社:大阪市北区)は9月6日、グループ会社Daibiru CSB Co.,Ltd.を通じ、ベトナム・ハノイ市に保有・運営するオフィスビル「コーナーストーン・ビルディング」において、使用電力のすべてをCO2フリー化すると発表した。
RE100対応のグリーン電力証書「I-REC」を取得することで、2022年度以降の全使用電力を再生可能エネルギー由来のものとし、電力使用に伴うCO2排出量実質ゼロを達成する。これにより年間約400万KWhの電力が再生可能エネルギー由来に置き換わり、年間約3,800トンのCO2排出量削減が見込まれる。
同社は今後も同国ホーチミン市の「サイゴン・タワー」でも使用電力のCO2フリー化を予定。
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理研など光エネルギー再充電可能なサイボーグ昆虫開発
理化学研究所(理研)、早稲田大学、シンガポール南洋理工大学の国際共同研究グループは9月5日、光エネルギーで再充電可能な電源ユニットを含む電子部品を搭載したサイボーグ昆虫を開発したと発表した。昆虫の寿命が続く限り、電池切れを心配することなく、サイボーグ昆虫の長時間かつ長距離の活動が可能という。
今回同グループは厚さ4マイクロメートル(1マイクロメートルは1,000分の1ミリメートル)の柔軟な超薄型有機太陽電池を、接着剤領域と非接着剤領域を交互に配置する”飛び石構造”で昆虫の腹部背側に貼り付け、再充電と無線通信が可能なサイボーグ昆虫を実現。サイボーグ昆虫に実装した有機太陽電池モジュールは17.2ミリワットの出力を達成し、リチウムポリマー電池を充電し、無線移動制御モジュールを操作することができたとしている。
これらの研究は科学雑誌『npi Flexible Electronics』オンライン版(9月5日付)に掲載される。
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東海カーボン タイで346億円投じ新工場 現工場移転
東海カーボン(本社:東京都港区)は9月5日、タイの連結子会社Thai Tokai Carbon Product Co.,Ltd.(以下、TCP社、本社:バンコク、工場:シラチャ)が新工場を建設し、現工場を移転すると発表した。2023年7月に着工、2025年4月竣工予定。建設予定額は99億バーツ(約346億円)。
TCP社は、自動車用タイヤ等ゴム製品の補強材として使用されるカーボンブラックの製造・販売を手掛けている。
新工場はラヨーン県に敷地面積20万2,458㎡を確保、生産能力は現工場と同じ年産18万トンからスタートするが、最新鋭の設備を導入することで環境負荷を軽減しつつ、生産性の向上と品質の改善を目指す。
現工場敷地は創業当初より長期リース契約によるものだったが、自社所有の土地を確保し移転することで、サステナブルな供給体制の確立を図る。