「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

すかいらーくHD 「ガスト」など不採算100店閉鎖

外食大手すかいらーくホールディングスは8月12日、ロードサイドに立地する「ガスト」、「ステーキガスト」など不採算の約100店舗を閉店する方針を明らかにした。
同社は、2022年12月期の連結最終利益(国際会計基準)が、従来予想を60億円下回り、20億円の赤字(前期は87億円の黒字)になる見通し。2期ぶりに最終赤字となる。
同社は同日、ガストや「バーミアン」では10月にメニューの値上げを実施することも明らかにした。

大成建設 スリランカの国際空港工事中止を協議へ

大成建設はスリランカで手掛ける、同国際大都市コロンボ近郊のバンダラナイケ国際空港の第2期工事について、発注者のスリランカ空港公社と中止するかどうかの協議に入る。国際協力機構(JICA)が空港公社への融資を停止するなど資金調達が難しくなっており、工事を中止して交渉する。
政情不安につながったスリランカの経済危機が、日本企業の海外事業にも影響を及ぼし始めた。日本経済新聞が報じた。

ホンダなど ドライバーの認知機能と運動能力を共同研究

ホンダ、エーザイ、国立大分大学、一般社団法人臼杵医師会は8月12日、高齢ドライバーの認知機能や日常の体調変化と、運転能力との関係性について検証するための共同研究契約を締結したと発表した。実証実験は2022年9月1日〜2023年3月31日。対象者は大分県臼杵市に居住する65歳以上の方(100名)。
運転能力、体調/健康変化をモニタリングすることで、一人ひとりに合わせた安全運転のアドバイス、健康促進のアドバイスを行う。

中国の7月新車販売3割増 ”封鎖”から回復傾向鮮明に

中国自動車工業協会は8月11日、2022年7月の新車販売台数が前年同月比29.7%増の242万台だったと発表した。6月に始めた乗用車の取得税の半減など中国政府の自動車消費刺激策が奏功。7月として過去最高台数を更新した。この結果、2カ月連続で前年実績を上回った。新エネルギー車も大幅に伸び2.2倍の59万台に上り、1〜7月累計も前年同期比2.2倍の319万台となっている。
政府の”ゼロコロナ”政策に基づき、上海市などで断行された都市封鎖(ロックダウン)による経済活動の落ち込み=減速からの回復傾向が鮮明になってきた。

資生堂の中国投資F 遺伝子組み換えTrautecに出資

資生堂(本社:東京都中央区)は8月10日、中国投資会社博裕資本と資生堂(中国)投資有限公司を通じて設立した投資ファンド「資悦ファンド」が、中国の遺伝子組み換えコラーゲンのパイオニア企業、江蘇創健医療科技有限公司(所在地:江蘇省、以下、Trautec=トラウテック社)へ、約1億人民元(約20億円)を出資したと発表した。同ファンドにとって、第1号の投資案件となる。これにより、中国で急成長している機能性スキンケア(敏感肌、アンチエイジングなど)市場の新領域開拓を加速していく。

天丼てんや マレーシアKLで年内に1号店を開業

ロイヤルホールディングス(本社:福岡市)は8月8日、100%子会社のロイヤルフードサービス(本社:東京都世田谷区)が展開する「天丼てんや」のマレーシア1号店を年内に開業すると発表した。
シンガポールで天丼てんやを運営しているTENYA SINGAPORE PTE.LTD.の親会社、YOTEI(M)SDN.BHD.とマレーシアにおける天丼てんや運営に関するフランチャイズ契約を締結した。年内にクアラルンプール中心部のShoppes at Four Seasons Placeに天丼てんや1号店を開業。5年以内に5店舗体制とする計画。
天丼てんやは現在、タイ(12店舗)、フィリピン(8店舗)、香港(4店舗)、シンガポール(2店舗)、中国・広東省(1店舗)の5カ国・地域で27店舗で営業している。

エーザイとライフネット生命 医療・介護で提携

エーザイ(本社:東京都文京区)とライフネット生命(本社:東京都千代田区)は8月9日、日本の高齢化社会における生活者の医療・介護に係る負担の軽減に貢献することを目指して、認知症領域等での協業に向けた資本業務提携を締結したと発表した。
エーザイの創薬活動や疾患啓発活動の経験知やネットワークと、ライフネット生命が持つ保険商品・関連サービスで培ってきたノウハウや技術等を相互に活用し、新たな保険商品・サービスを開発する。今回の契約に基づき、エーザイはライフネット生命の普通株式3億円相当を取得する予定。

太平洋セメント フィリピンの生産ライン更新起工式

太平洋セメント(本社:東京都文京区)は8月8日、連結子会社、タイヘイヨウセメントフィリピンズ(本社:フィリピン・セブ州)が8月4日、同社工場で生産ライン更新工事の起工式を行ったと発表した。新生産ラインの稼働は2024年5月の予定。これにより、セメント生産能力は年間300万トンに増強される。将来的に年間販売量500万トン、販売シェア10%以上を目指す。

モデルナ オミクロン型対応ワクチン 厚労省に承認申請

米モデルナ日本法人は8月10日、オミクロン型対応の新型コロナウイルスワクチンを厚生労働省に承認申請したと発表した。18歳以上の追加接種を対象とする。国内でオミクロン型対応ワクチンで承認されたものはまだない。ワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれるタイプ。
これに先立ち、米ファイザーは8月8日に厚生労働省に、同タイプのオミクロン対応のワクチンの承認申請している。