日立製作所は9月25日、タイ国鉄バンコクレッドライン向け新型鉄道車両の第1編成(6両)と第2編成(4両)を完成させ同日、笠戸事業所(山口県下松市)より出荷を開始したと発表した。2020年6月までに全25編成(130両)を出荷する予定。この車両は10月にタイに到着後、2020年1月より走行試験を開始する予定。今回出荷されるのは2016年3月30日に三菱重工業、住友商事と共同でタイ国鉄より受注したもの。
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JDI支援予定の中国ファンドが離脱を通告,支援策は抜本的見直し
経営再建中の中小型液晶大手、ジャパンディスプレイ(JDI)は9月26日、資本業務提携の契約を結んでいた中国ファンド「ハーベストグループ」が、JDIを金融支援する企業連合から離脱すると通告してきたと発表した。最大800億円の金融支援のうち約8割の六百数十億円をハーベストが拠出する予定だった。この離脱により支援策は抜本的な見直しを迫られることになる。 JDIは今後の資金確保について、企業連合の香港ファンド「オアシス・マネジメント」が予定通り出資するほか、主要顧客の米アップルが2億ドル(約210億円)を拠出する意向を示していると強調。このほか、有力サプライヤーから5,000万ドル(約50億円)の支援の申し出もあり、4億3,000万ドル(約460億円)を確保するめどが立っているとしている。いずれにしても、同社が引き続き事業存続できるか否かの、極めて厳しい局面にあることは確かだ。