「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

日亜鋼業 中国の連結子会社を解散、合弁相手の破綻で事業継続断念

めっき線の製造・販売を手掛ける日亜鋼業(本社:兵庫県尼崎市)は8月9日、中国・天津市の連結子会社「天津天冶日亜鋼業有限公司」を解散すると発表した。今回解散するのは同社が51%を出資する合弁会社で、合弁パートナー会社が重整手続き(日本の会社更生法または民事再生法手続きに相当)の申し立てを受け、合弁会社の事業継続が困難な見通しとなったため。

スター精密 中国・上海市の子会社を解散・清算

スター精密(本社:静岡市)は8月9日、中国の子会社、上海星栄精機有限公司(所在地:上海市)を解散・清算すると発表した。同工場の貸主から2019年12月末までに工場の明け渡しの申し入れがあり、対応策を検討。工場移転に伴う費用負担、賃借料、人件費等を総合的に勘案した結果、今後の事業運営を行うことが困難と判断した。

日東精工 香港の連結子会社が中国・東莞市に子会社設立

日東精工(本社:京都府綾部市)は8月9日、連結子会社の香港和光精工有限公司が中国広東省東莞市に新たに子会社を設立すると発表した。新会社「中国和光精工有限公司」の資本金は500万人民元で、香港和光精工有限公司が全額出資する。2020年1月設立予定。工業用部品の組立・販売および日東精工製品の販売を手掛ける。

三菱地所 インドネシア・ベトナムで現地法人、営業開始

三菱地所(本社:東京都千代田区)は8月9日、インドネシアのジャカルタ、ベトナムのホーチミンでそれぞれ現地法人を設立、4月30日および7月8日から営業を開始したと発表した。同社にとってアジアではシンガポール、中国、タイ、台湾に続く事業拠点となる。現地法人設立により、既存プロジェクトへの更なる主体的な取り組みのほか、三菱地所グループの総合力を活かした一層の事業拡大を目指す。三菱地所インドネシアの資本金は105億インドネシアルピア。三菱地所ベトナムの資本金は22億6,970万ベトナムドン。

商船三井 中国CSETとLNG・エタン輸送で協業の覚書

商船三井(本社:東京都港区)は8月7日、中国COSCO Shipping Energy Transportation Co.,Ltd.(以下、CSET)との間で、将来のLNGおよびエタン輸送プロジェクトで、さらに協業を進めることで覚書を締結したと発表した。両社は10年以上にわたり様々なプロジェクトを共同で取り組んできており、今回さらに協業を進めることで、両社の関係を発展、深化させていく。

住江織物 ベトナム・ハナム省に暖房商材の新会社

住江織物(本社:大阪市中央区)は8月7日、ベトナム北部のハナム省ドンバンⅢ工業団地に新会社「Suminoe Textile Vietnam Co.,Ltd.」を設立したと発表した。機能資材事業のコア事業の電気カーペットは現在、中国・蘇州市に生産拠点があるが、生産供給体制を強化するため、今回ベトナムに新会社を設立した。新会社の資本金は190万米ドル(約2億500万円)で、住江織物が全額出資する。繊維系暖房商材(電気カーペット、電気毛布等)の生産および販売を手掛ける。

一風堂 ホーチミンに8/19ベトナム2号店グランドオープン

力の源ホールディングス(本社:福岡市中央区)は8月7日、傘下のCHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGS PTE.LTD.(本社:シンガポール)は、現地のライセンスパートナー、PIZZA 4P’S CORPORATION(本社:ベトナム)とともに、ベトナム2号店となる「一風堂」VIETNAM Le Thanh Ton(レタントン)店を8月19日にグランドオープンすると発表した。同店舗はホーチミン1区の、観光施設や商業施設、行政機関、飲食店などが集まるホーチミン最大級のレタントン通り沿いの好立地にある。 とんこつラーメン「白丸元味」「赤丸新味」「一風堂から麺」はじめ、海外の一風堂で人気の「炙りサーモンロール明太マヨソース」や、ベトナムで生産している「自家製ブラータン冷奴」「一風堂ホエー鶏から揚げ」などの一品料理も用意している。一風堂はベトナムで2019年3月、ホーチミン7区にベトナム1号店となる「VIETNAM Phu Hung店」をグランドオープンしている。

トヨタ・PFN 生活支援サービスロボットを共同開発

トヨタ自動車とプリファードネットワークス(PFN)は8月9日、トヨタの生活支援ロボットHuman Support Robot(HSR)をプラットフォームとして、共同で研究開発を行うことで合意したと発表した。両社は協働で、両社が持つ技術やノウハウを持ち寄り、一般的な生活環境の中でロボットが自ら学習し、様々なタスクを遂行できるレベルのサービスロボットの開発を目指す。トヨタのHSRを数十台規模でPFNに貸与し、今後3年間で両社が連携して研究開発する。

荒川化学工業 ベトナム・バリアブンタウ省に子会社設立

荒川化学工業(本社:大阪市中央区)は8月9日、ベトナム・バリアブンタウ省に新会社「荒川ケミカルベトナム社」を設立すると発表した。新会社は2,750億ベトナムドン(約13億円)で、荒川化学工業が全額出資する。用地面積約3万㎡。2019年10月設立し、2021年中に稼働開始の予定。製紙用紙力増強剤などの製造および販売を手掛ける。年間生産能力は約4万トンを想定。