「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

阪和興業 タイの孫会社が金属リサイクル事業ライセンス取得

阪和興業は5月20日、100%子会社、阪和泰国(以下、阪和タイ)がタイでの金属リサイクル事業の強化を目的に2018年、子会社として設立したHanwa Metals(Thailand)Co.,Ltd.(所在地:タイ・アマタシティ ラヨーン工業団地)が、4月30日に金属スクラップ原料の選別加工のためのライセンス取得を完了したと発表した。2020年4月から稼働する予定。阪和興業グループ会社の金属リサイクル原料部門との協業体制も深化させ、事業のさらなる成長を図る。

ワタミ ベトナム初進出、6月ホーチミンに1号店

ワタミ(本社:東京都大田区)は5月21日、ワタミグループの海外事業統括会社、WATAMI INTERNATIONAL CO.,LTD.(本社:香港)とともに、ベトナムに拠点を持つSONKIMグループの外食運営会社SONKIM F&B CO.LTD.(本社:ベトナム)との間で、2019年1月29日にベトナムで事業を展開するためSONKIM WATAMI CO.LTD.を設立する合弁契約を締結。これに伴い、同社の外食運営子会社WATAMI VIETNAM CO.LTD.を設立するとともに、6月にホーチミン市に1号店を出店すると発表した。同1号店は、ワタミの総合和食業態「響和民」セレニティ店として6月中旬、ホーチミン3区のSKY VILLA SERENITYの1、2階に出店する。同施設はSONKIMグループが開発した高級コンドミニアムで、日本領事館が隣接するほか周辺に多数の大使館、政府施設、オフィスなどが立ち並ぶ地域。今後、ハノイ、ダナンへ出店し、10年間で30店以上の展開を計画している。

シライ電子工業 中国の孫会社の敷地内に新工場建設

プリント配線板を手掛けるシライ電子工業(本社:京都市右京区)は5月20日、中国にある孫会社、白井電子科技(珠海)有限公司(所在地:広東省珠海市)の敷地内に新工場を建設すると発表した。新工場の延床面積は1万7,600㎡で、投資総額は約29億円。2021年1月ごろ操業開始の予定。今回の投資により、一部既存設備の更新を含めた生産体制の効率化で、生産能力は約20%程度の増強を計画している。また今後、市場環境を見極めながら第二期投資を検討する予定。二期投資まで完了した場合、生産能力は現在の月産約10万㎡から、最大同15万㎡まで拡大する見込み。

グリットG ミャンマーの銀行とMOU締結しフィンテック事業に参入

グリットグループホールディングス(本社:東京都新宿区)は5月20日、ミャンマー企業のShin Ye Htut Group of Companiesと共同で、ミャンマーの銀行でUnited Amara Bankと、決済に関するブロックチェーンシステムを活用したミャンマー観光客専用のデジタルトラベラーズチェック(FT pay)の開発プロジェクトに関するMOU(了解覚書)を締結したと発表した。2019年10月にサービス開始を予定。2022年までに取扱高4000億円を目指す。

大陽日酸 中国のAlly Hi-Techと事業提携

大陽日酸(本社:東京都品川区)は5月20日、中国の水素製造装置メーカー、Ally Hi-Tech Co.,Ltd.(以下、Ally社)と、資本・事業提携契約を締結したと発表した。Ally社と戦略的なパートナー関係を構築し、水素製造装置を事業ポートフォリオに加え、今後世界各国に拡大しているグループの販売網を通じて、水素需要の取り込みを強化する。とくに鉄鋼、化学、ガラスなどの基幹産業に向けたオンサイト供給での存在感を高め、安定的な収益基盤の確立に向け取り組んでいく。

大正製薬 ベトナムのDHG社を連結子会社化 

大正製薬(本社:東京都豊島区)は5月20日、ベトナムのDuoc Hau Giang Pharmaceutical JSC社(以下、DHG社)を連結子会社化するため、3月18日から実施した公開買付けの結果、発行済み株式総数の15.78%の応募を受け公開買付けを行い、DHG社の発行済み株式総数の50.78%を保有することになったと発表した。またその後、既存株主からDHG社の0.23%の株式を取得した結果、大正製薬はDHG社の発行済み株式総数の51.01%を保有、DHG社を連結子会社化した。 

ヒューマンHD 比人材サービス大手と3社合弁

ヒューマンホールディングス(本社:東京都新宿区)と、グループ事業子会社ヒューマンアカデミー(本社:東京都新宿区)は5月20日、Magsaysay People Resources Corporation(本社:フィリピン・マニラ市、以下、マグサイサイピープルリソース社)と合弁会社「Magsaysay Human Language Institute Co.,Ltd.」を設立することで合意したと発表した。新会社(所在地:マニラ市)の資本金は10万米ドルで、出資比率はマグサイサイピープルリソース社60%、ヒューマンアカデミー30%、ヒューマンホールディングス10%。2019年7月に設立する予定。新会社はフィリピンにおける日本語教育分野のさらなる事業拡大や、英語を中心とした語学事業全般に取り組む。2021年度までにフィリピン10大学への日本語教育の導入を計画、受講者数1500名を目指す。

パナソニック インドに住宅部材の総合ショールーム新設

パナソニックライフソリューションズ社は5月20日、インド・バンガロールにキッチンなど住宅部材の総合ショールームを初めてオープンしたと発表した。2019年度中に南インド、西インド地区を中心に、キッチンのフランチャイズ販売店を増やし、インドにおける住宅部材事業を加速させる。展示スペースは2階建てで約400㎡。今後フランチャイズ販売店を2019年度中に11店舗まで増やすとともに、2025年度のインドにおける住宅部材の売上高100億円を目指す。

山田コンサルG ベトナム・ハノイに支店開設

山田コンサルティンググループ(本社:東京都千代田区)はこのほど、ベトナムの連結子会社YAMADA Consulting&Spire Vietnam Co.,Ltd.(本社:ホーチミン市)が、6月3日にハノイ支店を開設すると発表した。これを記念して、「ベトナム北部進出セミナー~成長著しいハノイを中心としたベトナム北部の投資環境~」のテーマのもと、大阪(5/22)、東京(5/23)、名古屋(5/24)でセミナーを開催する。希望者には個別相談にも応じる。

日東精工 中国現地法人NPS社が広州支店開設

日東精工(本社:京都府綾部市)はこのほど、中国の連結子会社、日東精密螺絲工業(浙江)有限公司(以下、NPS社)が、広東省広州市に支店を開設すると発表した。日東精工グループの成長戦略の一環として、中国市場での事業拡大を視野に入れたもの。工業用ファスナー、自動ねじ締め装置の販売を手掛ける。6月1日から営業開始する。