アイデンティティー ベトナムIT人材会社と資本・業務提携
IT人材向けの人材サービスを手掛けるアイデンティティー(本社:東京都渋谷区)は2月15日、ベトナム国籍のIT人材紹介を手掛けるV-Job(所在地:横浜市)と資本・業務提携したと発表した。
今後拡大が予想される日本における外国籍IT人材の需要に応えるため、3年前の約2.5倍に増加したといわれるベトナム人材を取り込む。
竹中工務店 東京・江東区でFCVによるV2B実証に成功
竹中工務店(本社:大阪市中央区)は2月18日、同社が進めている「竹中脱炭素モデルタウン」の構築に向け、東京都江東区新砂エリアでクラウド上のエネルギーマネジメントシステムを活用し、水素を充填した燃料電池車(FCV、2台使用)から建物に電力を送るV2Bの実証実験を行い、複数のFCVの電力供給を最適化することに成功したと発表した。竹中脱炭素モデルタウンの実証実験の第3弾。
この結果、次世代自動車として普及が期待されるEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)に加えて、今回のFCVを合わせて、建物の電源として活用するマネジメント技術を確立したほか、非常時の電源としてFCVを含む次世代自動車を活用するシステムを確立したとしている。
会宝産業 インドで自動車リサイクル事業を本格展開
会宝産業(本社:石川県金沢市)は2月15日、インド・デリーに本社を置くAbhishek Business Consolidation Private Limited(以下、ABC社)と合弁会社、Abhishek K Kaiho Private Limited(以下、AKK社)を設立することで合意したと発表した。2019年3月をめどにAKK社を設立し、インドで使用済み自動車(以下、ELVs)の環境配慮型リサイクル事業を展開していく。
インドは自動車保有台数が約4180万台に上り、中国、日本に次いでアジア3番目となっているが、デリー首都圏は大気汚染が深刻な社会問題となっている。
会宝産業は2017年から、ジェトロ(日本貿易振興機構)の「社会課題解決型ルール形成支援プロジェクト」に採択され、インドの自動車リサイクル制度の構築と事業化に取り組んできた。
トヨタ 比でハイエースの海外向け新シリーズを世界初披露
トヨタ自動車は2月18日、フィリピンでハイエースの海外向け新シリーズを世界初披露した。新シリーズは新型専用プラットフォームの採用とセミボンネット化により、基本性能や快適性を大幅に向上。「働くクルマ」として、物流のみならず、送迎、観光、乗り合いバス等「乗客の輸送」を重視し、「バン」のほかに「コミューター」と「ツーリズム」を設定している。
フィリピンでの発売後、2020年にかけて新興国を中心とした国・地域に順次投入していく。
ハイエースは1967年に初代を発売して以降、世界約150カ国に累計624万台以上販売されているトヨタのグローバルカーの一つ。
三思会 初の海外拠点としてミャンマーにクリニック開設
社会医療法人社団 三思会(所在地:神奈川県厚木市)はこのほど、ミャンマー・ヤンゴン中心部のバハン地区に海外初の拠点となる健診クリニック「ヤンゴン・ジャパン・メディカルセンター」を開所した。同センターの敷地面積は約670㎡。
日本の医療法人として初めてミャンマー投資委員会(MIC)から認可を取得した。日本人医師、スタッフが常駐し、受付から診察、診断、会計まで日本語で受診できる。
三思会は神奈川県内で病院、介護施設などを運営、展開しており、ミャンマーで2018年、現地合弁会社を設立。同センター開設準備を進めていた。ミャンマーで現在、日本人医師が常駐する医療施設は同センターのみという。
プライメタルズ 中国・上海の宝鋼向けDCRミルが稼働開始
プライメタルズテクノロジーズは2月14日、中国の鉄鋼メーカー、宝山鋼鉄股フン有限公司(以下、宝鋼)の上海工場に納入した新ダブルコールドリダクション(DCR)ミルが稼働を開始したと発表した。
このDCRミルは、宝鋼の「ブリキ製品構成最適化プロジェクト」の一環として、同社が2016年12月に受注したもので、年間20万5000㌧の冷延鋼帯を生産できるように設計されており、DCRモードと調質モードの両モードで操業が可能。処理された鋼帯は飲料缶、金属キャップ、電子部品などの材料として用いられる。
宝鋼は、近年発足した世界第2位の鉄鋼メーカーとして年産やく6540万㌧(2017年)を誇る宝武鋼鉄集団有限公司の一員。