「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

NTTドコモ ドローンの送信電力最適化機能を開発

NTTドコモ ドローンの送信電力最適化機能を開発

NTTドコモは3月12日、モバイルネットワークを利用するドローン(以下、セルラードローン)が搭載するLTE通信端末の送信電力を最適化するネットワーク機能を開発し、LTEネットワークでの運用を開始したと発表した。
また11日、日本郵便と自律制御システム研究所の協力のもと、レベル3(補助者無しでの長距離目視外飛行)環境の、福島県南相馬市の小高郵便局~福島県双葉郡浪江町の浪江郵便局間(約9km)で、この機能を用いたLTEによるドローンの自律飛行の実証実験に成功したことを明らかにした。

新たなアライアンスボード創設、3社協業推進

新たなアライアンスボード創設、3社協業推進

ルノーS.A.日産自動車、三菱自動車の3社は3月12日、ルノーのスナール会長、日産自の西川社長兼CEO、ルノーのボロレCEO、三菱自の益子会長兼CEOが、アライアンス オペレーティングボード(以下、アライアンスボード)を新たに創設することで合意したと発表した。
アライアンスの継続的な強化と今後の成功を支える土台づくりを目指す同ボードの議長にはルノーのスナール会長が務め、3社のCEOが同ボードに加わる。同ボードは3社の協業を推進するとともに、各社の株主および従業員の価値創造を実現するための取り組みを追求していく。同ボードは毎月パリまたは東京で開催され、オペレーション上の意思決定はアライアンスのWIN‐WINの精神に則り、同ボードメンバーの合意に基づき行われる。

ラーメン「一風堂」ホーチミン市にベトナム1号店

ラーメン「一風堂」ホーチミン市にベトナム1号店

力の源(もと)ホールディングス(本社:福岡市)は3月11日、博多ラーメンチェーン「一風堂」のベトナム1号店を、ホーチミン市の7区フーミーフン地区にグランドオープンした。海外の進出先は14カ国・地域目。
1号店は座席数118席で、営業時間は10時~22時。看板メニューの「赤丸新味」(11万5,000ベトナムドン、約553円)、「白丸元味(9万5,000ベトナムドン、約457円)などのとんこつラーメンや、ライセンスパートナーのピザフォーピースのサイドメニューなども提供する。
同店は、力の源ホールディングス傘下の力の源グローバル・ホールディングス(本社:シンガポール)と、現地ベトナムのライセンスパートナーのピザフォーピース(Pizza 4P’S)が共同で出店した。

日産自・NTTドコモ 5Gで12V技術の実証実験開始

日産自・NTTドコモ 5Gで12V技術の実証実験開始

日産自動車(本社:横浜市西区)とNTTドコモ(本社:東京都千代田区)は3月12日、第5世代移動体通信方式(以下、5G)を用いて、「Invisible-to-Visible(以下、12V)」技術を走行中の車両で活用する実証実験を開始した。
この実証実験は、車内のユーザーと遠隔地にいるユーザーが、互いにリアルな存在感や同乗感覚を得るために必要な情報提供方法(ユーザーインターフェース)や、インタラクティブなコミュニケーションの有用性などを評価、確認する。
また、車外から車内へのアバターの伝送、および車内の状況を車外で確認する俯瞰映像の伝送をリアルタイムで行うため、ドコモの「高速大容量」「低遅延」な通信品質を実現する5G通信を活用する。
実証実験は日産自動車のテストコース「グランドライブ」(横須賀市夏島町)で実施され、日産の「NV350キャラバン」をベースとした実験車両からドコモの5G通信によってメタバースへ接続し、グランドライブ内の離れた場所に実在するユーザーを3Dアバターとして走行中の車内に出現させ、車内のユーザーと会話しながら様々な情報提供を行う。

MHPS 発電所ボイラーの内部点検用ドローンを実用化

MHPS 発電所ボイラーの内部点検用ドローンを実用化

三菱日立パワーシステムズ(MHPS、本社:横浜市西区)は、発電所のボイラーなど大型屋内構造物の内部を円滑に点検できるドローン(UAV、Unmanned Aerial Vehicleの略)を実用化する。
手動操縦式UAVは2018年開発を完了しており、2019年4月に点検サービスの提供開始を予定している。また、自律飛行式UAVは、UAVの研究開発を行うA.L.I.Technologies(本社:東京都港区)と開発を進めているもので、2018年試作機による基礎技術検証が終了、2020年度中の実用化完了を目指している。設備の停止期間短縮や定期点検間隔の延伸、緊急対応の迅速・適切化などに役立てるのが狙い。

ミャンマー政府と協力しヤンゴンに介護人材の育成校

ミャンマー政府と協力しヤンゴンに介護人材の育成校

日本とミャンマー企業の合弁で介護人材を養成する「ポールスターカイゴサービス」(所在地:ミャンマー・ヤンゴン)は、ミャンマー保健・サービス省と協力し、ヤンゴン総合病院内で日本語と介護技術を学ぶ訓練校を開校した。3月11日に第1期生となる約90人の生徒が出席し、式典を執り行った。
今回の訓練校では同国の保健・サービス省がヤンゴン総合病院内の施設とミャンマー看護師などの人材を供与。ポールスターカイゴサービスが日本の介護技術者による訓練や日本語の指導、教科書、介護用具の提供を行う形で相互協力する。ミャンマーの公的施設に日本の技術を導入した介護訓練校が設けられるのは初めて。NNA ASIAが報じた。
ポールスターカイゴサービスは2015年、介護関連事業を手掛けるさくらCSホールディングス(所在地:札幌市)傘下のさくらコミュニティサービスと、デイサービス、グループホーム、訪問看護ステーションを手掛ける笑顔いちばん(本部:岐阜市)が、ミャンマー企業と合弁で設立。2019年1月以降、介護職の技能実習生計5人を日本へ送り出している。
同訓練校には第1期で約180人の応募があったが、授業で必要な英語能力の要件などをもとに94人を選抜した。同国政府との契約では訓練校で既定のコースを修了した学生のうち、半数を日本に送り出すことが定められているという。

TSUTAYA 台湾企業と日本国内の店舗展開で基本合意

TSUTAYA 台湾企業と日本国内の店舗展開で基本合意

TSUTAYA(本社:東京都渋谷区)は3月8日、ドリンクチェーン店で台湾ティーブランド「COMEBUY」および「COMEBUYTEA」を展開する長●國際實業股份有限公司(本社:台北市)と日本国内における店舗展開について基本合意したと発表した。
今夏に直営で提携1号店を東京都内にオープンする予定。その後、フランチャイズ展開を計画している。首都圏や政令指定都市を皮切りに、TSUTAYAとの複合店や単独の出店を含め、5年間で100店舗の出店を計画しており、新規加盟企業の募集も予定している。

シチズンマシナリー インドでCNC自動旋盤のオフィス開設

シチズンマシナリー インドでCNC自動旋盤のオフィス開設

シチズンマシナリー(本社:長野県北佐久郡御代田町)は3月8日、インド市場におけるCNC自動旋盤の販売を強化するため、新たにニューデリーに「シチズンマシナリー テクニカルセンター」を開設すると発表した。6月にエンジニアを常駐させて、インド北部の顧客および代理店へのサポートを強化する。
また、インド市場において需要が高まる自動化や省人化ニーズに対応する高付加価値機に呼応、バンガロールテクニカルセンターを2018年夏にスペースを約7割拡張。LVF(低周波振動切磋k)技術をインド市場に広く展開するために、同機能搭載機器を増設、プレゼン機能を充実する。

ダイニチ工業 台湾へコーヒー焙煎機100台輸出

ダイニチ工業 台湾へコーヒー焙煎機100台輸出

ダイニチ工業(本社:新潟市)はこのほど、3月にコーヒー機器、自社ブランド「カフェプロ」のコーヒー豆焙煎機(MR-120)を台湾へ100台輸出すると発表した。価格は1台当たり4万5,000台湾ドル(1台湾ドル=約3.6円)。
コーヒー豆焙煎機の台湾への輸出は2014年3月に今回と同様、100台出荷して以来5年ぶり。同社は台湾へ石油暖房機器、加湿器なども輸出している。

NTTドコモ インドネシアSTP社と共同実証に合意

NTTドコモ インドネシアSTP社と共同実証に合意

NTTドコモとインドネシアで通信鉄塔リースを行うPT Solusi Tunas Pratama Tbk.(以下、STP)は3月8日、ドローンによる鉄塔点検サービス「docomo sky for Tower Inspection」の共同実証プロジェクトに基本合意したと発表した。
2019年度上期よりインドネシア国内で、このサービスを用いたドローンの本格導入を目指して、STPが保有するインドネシア国内の基地局や鉄塔などを対象として、ドローンによる鉄塔点検を開始し対象となる地域や設備の拡大について、両社で検討を進める。
このサービスを導入することで、遠隔地から目視相当の点検が可能となり、点検業務における点検作業の安全性が向上する。