「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

JNC 関西学院大との共同研究で新たな有機EL材料を開発

JNC 関西学院大との共同研究で新たな有機EL材料を開発

JNC(本社:東京都千代田区)は、関西学院大(所在地:兵庫県西宮市)の畠山琢次教授との共同開発により、新しい有機EL材料を開発し、このほど大手ディスプレイメーカーのスマートフォンに採用されたと発表した。
今回共同開発した有機EL材料は、これまで使用されてきた材料とは全く異なる新しい構造を特徴とした青色発光材料。ホウ素原子を含むヘテロ環構造を主骨格とし、電圧をかけることによって発生する光の波長の幅が従来の材料に比べ狭いことを特徴としている。これにより、発光したエネルギーロスを抑えることが可能となり、低消費電力化を実現できる。
JNCはこの有機EL材料を、熊本県の水俣製造所で製造する計画。

「天丼てんや」香港1号店オープン 海外19店舗目

「天丼てんや」香港1号店オープン 海外19店舗目

ロイヤルホールディングス100%子会社のテンコーポレーション(本社:東京都台東区)は、香港のデザート専門店「Honeymoon Dessert Hong Kong」を展開する飲食企業Honeymoon Dessert Group Hong Kongと、「天丼てんや」のフランチャイズ契約を締結し12月12日、香港1号店をオープンした。5年以内に10店舗の出店を目指す。香港への出店は5カ国・地域目で、海外19店舗目。
同店舗の所在地は、地下鉄青衣(チンイー)駅直結のモールマリタイムスクエア内で、店舗面積は87.74平方㍍(約27坪)、座席数は50席。営業時間は8時~22時。「ちょっと贅沢、少し豪華に」をコンセプトに、天丼専門店として丼膳、定食、天ぷら御膳を提供する。

ニチレイ インドのスタートアップ企業へ出資

ニチレイ インドのスタートアップ企業へ出資

ニチレイ(本社:東京都中央区)はこのほど、インドでオンライン食肉マーケットプレイス「Licious(リシャス)」を運営する「Delightful Gourmet(ディライトフル グルメ)Private Limited」(本社:インド・カルナータカ州バンガロール)の第三者割当増資を引き受け、約1,500万米ドルを出資したと発表した。
ディライトフル グルメ社との協業を通じて、今後の成長が期待されるインド市場への進出の足掛かりとしていく。

王子HD インドネシア・ブカシ県で段ボール合弁事業

王子HD インドネシア・ブカシ県で段ボール合弁事業

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は、インドネシアでSinar Masグループの紙パルプ事業統括会社Purinusa Ekapersada社(以下、PE社)と合弁で新会社を設立し、段ボール工場を建設する。
新会社「PT Oji Sinar Mas Packaging」(所在地:西ジャワ州ブカシ県)への出資比率は王子HD55%、PE45%。投資総額は約40億円。生産量は月間5,000㌧。2021年1月営業開始の予定。

大和証券G本社 タイAuraと投資銀行業務で提携

大和証券G本社 タイAuraと投資銀行業務で提携

大和証券グループ本社(本社:東京都千代田区)は、Aura Capital Thai Co.,Ltd.(以下、Aura)との間で、投資銀行業務で両社間のビジネス関係強化を目的に覚書を締結したと発表した。これにより両社はタイ企業の海外資金調達およびクロスボーダーM&Aに関し、顧客企業に対する支援体制を強化することが可能になる。
Auraは、シンガポールを中心にオーストリア、タイ、ベトナムに拠点を持つ総合金融サービスグループAuraグループの子会社。

新日鉄住金エンジ 台湾で廃棄物発電設備を受注

新日鉄住金エンジ 台湾で廃棄物発電施設を受注

新日鉄住金エンジニアリング(本社:東京都品川区)はこのほど、台湾の桃園市で同国総合エンジニアリング最大手のCTCI社から廃棄物発電設備(ストーカ炉式焼却発電設備330㌧/日×2炉)を受注したと発表した。
これは桃園市の一般廃棄物(事業系・家庭系)処理のBOT事業をEVER ECOVE社が受注したもので、廃棄物処理設備一式をCTCI社がEVER ECOVE社に納入する。
新日鉄住金エンジニアリングはCTCI社に、プラントシステム全体の基本設計および基幹設備の焼却炉本体とボイラーを供給する。また、これは2017年に台湾で導入された再生可能エネルギー発電設備規制における電力固定価格買取制度第1号適用案件となる。

東急コミュニティー インドネシアで日本式不動産管理事業に参入

東急コミュニティー インドネシアで日本式不動産管理事業に参入

東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区)は、インドネシアのジャカルタに初の海外現地法人となるPT.Tokyu Property Management Indonesia(以下、TMPI、本社:ジャカルタ首都特別州)を設立し、インドネシアで日本式の不動産管理業に参入すると発表した。インドネシアで大手不動産管理会社が現地法人を設立し、不動産管理を手掛けるのは初。
第一弾として東急不動産(本社:東京都港区)が開発、分譲する2棟のマンション(1,256戸と381戸)の管理を開始した。
新会社の資本金は750億ルピアで、出資比率は東急コミュニティー99%、PT.Tokyu Land Indonesia1%。

クボタ インドのトラクターメーカーEL社と合弁設立

クボタ インドのトラクターメーカーEL社と合弁設立

クボタ(本社:大阪市浪速区)は12月11日、インドのトラクターメーカー、Escorts Limited(本社:インド・ハリヤナ州ファリダバード市、以下、EL社)と、合弁でトラクター製造会社を設立することで合意したと発表した。
新会社「Escorts Kubota India Private Limited」(所在地:インド・ハリヤナ州ファリダバード市)の資本金は30億ルピー(約51億円)で、出資比率はクボタ60%、EL社40%。生産能力は年間5万台。2019年3月末設立予定。
インドのトラクター市場は台数ベースで世界最大規模で、今後も市場の拡大が見込まれる。今回インドでの製造ノウハウを持ち、調達力の優れたEL社との協業により、マルチパーパストラクターの現地生産を通して、クボタトラクター事業の成長を加速させていく。

出光興産 ベトナムのニソン製油所が商業運転開始

出光興産 ベトナムのニソン製油所が商業運転開始

出光興産(本社:東京都千代田区)と三井化学(本社:東京都港区)、クウェート国際石油、ペトロベトナムとの合弁会社「ニソンファイナリー・ペトロケミカルリミテッド(以下、NSRP)」が運営するベトナム ニソン製油所が11月14日付で商業運転を開始したと発表した。
同製油所は、ベトナム国内への石油製品の安定供給を目的に20万BDの原油処理能力を有し、高度な分解設備により付加価値の高い白油の生産量を最大化した高効率な製油所。生産された石油製品はベトナムの旺盛なエネルギー需要に向けて安定供給され、石化製品はアジア各地の顧客に販売されている。
ニソン製油所(所在地:ベトナム・タインホア省ニソン経済区)の事業規模は約90億米ドル(うち出光興産負担額約14億米ドル)で、出資比率は出光興産35.1%、クウェート国際石油35.1%、ペトロベトナム25.1%、三井化学4.7%。

昭和電工 タイのアルミ缶合弁新会社が竣工

昭和電工 タイのアルミ缶合弁新会社が竣工

昭和電工(本社:東京都港区)が、タイで合弁で進めていたアルミ缶製造工場が完成、竣工式を執り行った。同社は連結子会社の昭和アルミニウム缶(本社:東京都品川区)とともに、タイの大手飲料メーカーCarabao Group Pblic Company Ltd.(タイ・バンコク、以下、カラバオ社)とアルミ缶製造・販売会社「Asia Can Manfacturing Co.,Ltd.」(所在地:茶チューンサオ県バーンパコン郡、以下、ACM)を合弁で設立、工場建設を進めていた。
ACMの資本金は7億タイバーツで、出資比率はカラバオ社74%、昭和アルミニウム缶24%、昭和電工2%。新工場稼働後は主にカラバオ社の輸出製品用のアルミ缶を製造する。
今回のタイ新工場稼働により、ベトナム・ハナキャン社の缶生産体制と合わせ、東南アジア地域全体では30億缶の生産能力まで拡大する。