新興プランテック ベトナム・ハノイに駐在員事務所
プラントメンテナンスなどを手掛ける新興プランテック(本社:横浜市磯子区)は11月15日、ベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設したと発表した。市場調査および情報収集を通して、海外拠点としてのビジネス展開を検討していく。
JTB 関空に日本産農産物の販売店舗「J’s Agri Market」オープン
JTB(本社:東京都品川区)は12月3日、関西国際空港の国際線ゲートエリア内に、日本産農産物を販売する店舗「J’s Agri Market(ジェイズアグリマーケット)」をオープンする。同店舗では、訪日外国人の購買ニーズが高いイチゴやブドウ、ミカンなど旬の果物を中心に取り扱う。
JTBは2017年9月に越境EC(電子商取引)サイト「J’s Agri」を開設し、日本産農産物の海外直販を行っているが、今回同サイトで日本出国の7日前までに購入すると、「J’s Agri Market」で検疫済みの商品を受け取ることができる予約販売体制を整えた。
MHPS 台湾電力の天然ガス焚き発電所向けに低NOx化工事を受注
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、台湾公営の台湾電力の南部火力発電所(所在地:高雄市)および大潭(ダータン)火力発電所(所在地:桃園市)に対する設備改修事業を、フルターンキー方式で受注した。
同社が納入したM501F形ガスタービン7基について、低NOx(窒素酸化物)化と性能アップを図り、予備品の供給も手掛けるもので、同社のデジタルソリューションサービスの「MHPS-TOMONI(R)」も導入して火力発電設備の運転最適化を支援する。工事の完工は2019年8月を予定。
両発電所とも天然ガス焚きのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備が改修対象。南部発電所では2003年に納入した1基分で出力は約25万KW、大潭発電所では2005年に納入したステージ1設備で2系列6基分の出力は約140万KW。
低NOx化については新型の燃焼器に変換することを中心に実施。これによりNOxは約60%低減する。併せて、補機の設計・製作・調達・据付・試運転なども担当する。
ホンダ バングラデシュの二輪車新工場稼働開始
ホンダのバングラデシュの二輪車生産・販売会社、バングラデシュホンダ(以下、BHL)は11月11日、ムンシゴンジ県に新設した二輪車工場の開所式を執り行った。式典にはバングラデシュ政府からアミール・ホセイン・アムー工業大臣、日本政府から泉裕康駐バングラデシュ日本国大使を招き、ホンダから山根庸史生産本部長ら幹部、BHLの石井祐一郎社長らが参列した。
BHLの新工場は完成車組立能力10万台の規模で稼働開始。今後順次生産能力を拡大し、2021年までに倍増の20万台にする予定。稼働開始時の同工場の従業員数は約390名で、事業拡大に伴い増員を見込んでいる。
今回ムンシゴンシ県アブドルモネム経済特区に広さ10万平方㍍の土地を購入。工場建設、土地購入などの投資額は約23億タカ(約32億円)。
三井物産 タイ・チョンブリ県のガス火力発電事業年内着工
三井物産(本社:東京都千代田区)は、タイ民間電力大手のGulf Energy Development Public Company Limited(以下、ガルフ社)と共同で推進するガス火力発電事業向けにこのほど、プロジェクトファイナンスの融資関連契約を締結し、年内にも本格着工する。総事業費約1700億円を見込んでおり、三井物産は30%出資者として参画する。
この事業はタイ電力公社Electricity Generating Authority of Thailand(以下、EGAT)と締結した長期売電契約に基づき、バンコク南東約130kmのチョンブリ県に設備容量2500MWのガス焚き複合火力発電所を新たに建設し、部分開業を予定している2021年3月から25円間にわたり運営・売電するもの。
同事業では三菱日立パワーシステムズと発電所の建設・長期メンテナンス契約を締結しており、プロジェクトファイナンスには国際協力銀行(JBIC)、アジア開発銀行(ADB)ほか、日本およびタイなどの市中銀行団が参画している。