人の介助・介護を必要とせず、心身ともに健康的な生活を送れる「健康寿命」を延ばす方策について、国内外の研究者や行政、製薬企業関係者らが話し合うフォーラムが5月15日、大阪・関西万博で開かれた。近年、世界的な医療課題となっている呼吸器疾患の「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」をテーマに議論が交わされた。
COPDは、生活習慣病が原因で肺や気道に炎症が起き、次第に呼吸困難になる病気で、世界の死因で4番目に多い。高齢者に多く、対策が急務となっている。会場ではドイツや英国の研究者らが発症リスクの高い人を重点的に検査したり、迅速な治療で入院や死亡を抑えたりする先進例を紹介。早期診断のために蓄積したデータを活用する重要性などを盛り込んだ共同宣言を世界に向けて発信した。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
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24年 海外スポーツ賭博サイトに6.4兆円, 日本国内から推計
スポーツ産業の振興に取り組む一般財団法人「スポーツエコシステム推進協議会」の推計によると、2024年に日本国内の居住者が海外のスポーツ賭博サイトで違法に賭けた金額が、少なくとも6兆4,503億円に上ったとみられることが5月14日、明らかになった。
同協議会は海外の調査会社などに依頼し、スポーツ賭博が合法化されている国でベッティング(賭博)事業者が取り扱ったデータを基に、日本からの賭け金額を推計した。その結果、総額は6兆円を超え、うち1兆183億円が日本のスポーツに賭けられていた。最多はプロ野球の5,281億円で、サッカーが3,334億円、バスケットボールが869億円と続いている。
世界各地からは、日本のスポーツに4兆9,112億円が賭けられ、、Jリーグなどサッカーが2兆8,534億円を占めた。同協議会が同日、都内で開いたシンポジウムで公表した。