米国・ニューヨークの国連本部で開かれていた核兵器禁止条約の第3回締約国会議は3月7日、「核なき世界への」取り組みを強化する」との宣言を採択し、閉幕した。宣言では、ロシアの脅威にさらされる欧州で、フランスの核抑止力を拡大する構想が浮上したことなどを念頭に、「軍縮・不拡散体制が弱体化し、核兵器使用の危険性が高まっている」と懸念を表明。核保有国による「核抑止は人類の生存を脅かすものだ」と訴えた。
今回の会合には、米国の「核の傘」に守られている日本に加え、過去2回一部の国がオブザーバー参加していたNATO(北大西洋条約機構)加盟国が参加せず、核抑止力を巡る各国の立場の違いが鮮明となった。
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トランプ氏 プーチン氏との対面会談はサウジアラビアで
ロシアとウクライナの停戦交渉を開始することで合意したトランプ大統領は2月12日、ロシア側との今後の交渉について「プーチン大統領とは主に電話でやり取りし、最終的には合うことになるだろう。おそらく最初の会談はそう遠くない将来にサウジアラビアで行うことになるだろう」との可能性に言及した。
また、トランプ氏はウクライナが求めている①NATO(北大西洋条約機構)への加盟について②2014年以前への領土回復の可能性について、いずれも否定的な考え方を示した。ロシアはウクライナのNATO加盟について「ロシアはそんなことは許さないと言っており。現実的ではない」。ウクライナが露による一方的なクリミア併合などが行われた2014年よりも前の状態に領土を回復できるかどうかについて「可能性は低いように思われる」としている。