日本政府は4月5日、フィリピンと外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を9日に都内で初めて開くと発表した。同協議にはフィリピンからロクシン外相とロレンザーナ国防相が来日、日本は林芳正外相と岸信夫防衛相が出席する。
覇権主義のもと、東・南シナ海で海洋進出を強める中国への対処を念頭に防衛協力などを協議し、結束を確認する。両外相、防衛・国防相同士の個別の会談も予定している。日本にとって、東南アジアで2プラス2の枠組みを設けるのはインドネシアに次いで2カ国目となる。
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ASEAN特使ミャンマー初訪問 国軍司令官らと面談も成果欠く
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力相はこのほどリム・ジョクホイASEAN事務総長とともにミャンマーを訪問し、ミンアウンライン国軍司令官兼国家統治評議会議長や関係閣僚と面談を行った。同副首相はミャンマー情勢に関するASEAN特使に任命されており、特使としての初訪問となった。
ただ、①カンボジアのフン・セン首相による1月のミャンマー訪問のフォローアップ②2021年4月のASEAN首脳会議で発表された「5項目の合意」の円滑な実行、および必要とするミャンマー国民への人道支援③アウンサンスーチー氏を含む、すべての関係者との面談-などは叶わず、具体的な成果に欠ける結果に終わった。