「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

G7 法人税の最低税率「15%以上」財務相会合で合意

日米欧の主要7カ国(G7)はロンドンで6月5日閉幕した財務相会合で、法人税の最低税率を「15%以上」に設定することや、巨大IT企業などに対する「デジタル課税」を導入することで合意し、共同声明に盛り込んだ。
7月に予定されている主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に議論を引き継ぎ、大筋合意を取り付けたい考え。実現すれば国際課税を巡る多く名転換点になる。
今回の会合は2019年7月末以来、約2年ぶりに対面形式で開催された。

日本 台湾へアストラゼネカ社製ワクチン124万回分無償提供

茂木敏光外相は6月4日、国内供給用に調達した英国製薬大手アストラゼネカ社製の新型コロナウイルスワクチンのうち、約124万回分を台湾に無償提供すると発表した。同日午前、成田空港を出発する日本航空便で送る。日本がワクチンを他国・地域に現物供給するのは初めて。
茂木氏は「10年前の東日本大震災の際、台湾の方々からいち早く多くの義援金を送ってもらった。それは日本の人々にとって鮮明な記憶として残っている。そういった友情を踏まえた提供だ」と語った。

英のTPP加入交渉開始を決定 発足国以外で初めて

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に参加する11カ国は6月2日、閣僚級会合(TPP委員会)をオンライン形式で開いた。英国による加入申請への対応を協議。議長を務めた西村康稔経済再生担当相は終了後の記者会見で、TPP委員会が英国の加入交渉の開始を決定したと発表した。交渉開始決定は発足国以外で初めて。
英国は欧州連合(EU)離脱により可能になった独自の通商政策の柱にTPP加入を位置付けており、TPP加盟国の経済成長を取り込みたい考え。本格的な交渉を行う作業部会は数カ月以内に始まる見通しだが、最終的な加入の可否の判断は22年以降になる可能性がある。

途上国へのワクチン供給 日本が8億㌦拠出 菅首相表明

日米欧などは6月2日、オンラインで新型コロナウイルスワクチンの普及を議論するワクチンサミットを開いた。その結果、2021年中に途上国人口の30%にワクチンを無償で提供する目標に向け、不足する17億ドル(1,870億円)の資金確保にめどをつけた。
菅首相は日本が新たに8億ドルを拠出すると表明した。

日本 インドに新たに人工呼吸・酸素濃縮器計3,000台を緊急支援

日本政府は5月28日、新型コロナウイルスの感染急拡大で深刻な医療危機が続くインドに、新たに国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて人工呼吸器1,000台および酸素濃縮器2,000台を追加で緊急支援すると発表した。これは先に発表した最大5,000万ドル(約55億円)の無償支援協力の一環。これにより、すでに発表済みのものと合わせ、人工呼吸器1,800台および酸素濃縮器2,800台をインドに供与することになる。
5月27日現在、インドの新型コロナウイルス感染症の累計感染者は2,736万9,093人、累計死亡者は31万5,235人に上っている。

G7 貿易相会合 WTO改革で一致 中国の自国保護策をけん制

日米欧の主要7カ国(G7)の貿易担当相は5月28日夜、オンライン形式で会合を開き、世界貿易機関(WTO)改革などを通じて、自由で公平な多国間貿易体制を強化していくことで一致し、共同声明を出した。G7が歩調を合わせて、中国をの自国産業保護策をけん制する内容となった。
会合は27日から開かれ、日本から梶山弘志経済産業相と茂木敏充外相が出席。WTOのオコンジョイウェアラ事務局長も参加し、WTOの紛争処理機能の回復などを巡り協議した。自国産業保護をめぐっては、中国政府による自国企業への手厚い補助や外国企業の知的財産権への侵害が国際的に問題化している。

ミャンマー向けODA見直し・停止の可能性 茂木外相が言及

茂木敏充外相は5月21日、国軍による市民への弾圧が続くミャンマーへの政府開発援助(ODA)について、「このままの状態が続けばODAを見直さざるを得ない」とし、「民間企業が投資したくても、投資できなくなる可能性がある」とODAの停止の可能性に言及し、国軍へ事態の打開を迫った。