兵庫県の漁業者は、播磨灘での今シーズンのイカナゴ漁を3月12日に解禁することを決めた。これに先立ち8日に行われた試験操業でも今年も稚魚など資源の量は極めて少なく、水揚げの状況を見ながら早めの打ち切りも含めて検討するとしている。
県によると、イカナゴの県内の漁獲量は長年、年間1万〜3万トン台で推移していたが、2017年以降は年間1,000トン台に激減し、昨シーズンは資源保護のため解禁初日に漁を打ち切っている。
春の味覚「くぎ煮」に使われるイカナゴは播磨灘と大阪湾が国内有数の漁場だが、近年の深刻な不漁続きで、大阪湾は昨シーズンに続き今シーズンも早々に休漁を決めている。
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セブン 新社長発表 米事業上場計画など自力で価値向上へ
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は3月6日、井阪隆一社長(67)の退任、社外取締役のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)を後任に充てる人事を発表した。人事は5月27日付。
同社はカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシフォン・ㇰシュタールから買収提案を受けており、新体制のもとで自力での企業価値向上を目指す方針を明らかにした。
企業価値向上策は①主力の米国コンビニ事業について、2026年下半期までに米国で株式上場を目指す②祖業であるイトーヨーカ堂などを集約した中間持ち株会社「ヨークHD」を米投資ファンド、ベインキャピタルに8,147億円で売却する。ただ、セブン&アイは売却後も35%の株式を保有し、一定の関与を続ける③セブン銀行について、2025年度中に株式の保有比率を40%未満に引き下げ、連結対象から外す④上場液や事業売却益は自社株買いに充て、2030年度までに総額2兆円の自社株買いを実施する。