「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

全日本スキー連盟 モーグル堀島行真に最優秀選手賞

全日本スキー連盟は5月8日、2023〜2024年シーズンの最優秀選手賞にフリースタイルのモーグルで日本男子初となるワールドカップ(W杯)種目別優勝した堀島行真(トヨタ自動車)を選んだ。このほか、小林陵侑(チームROY)、小野光希(バートン)らが優秀選手賞、51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は特別賞を受賞した。

実質賃金 3月2.5%減 24カ月連続マイナス 過去最長に

厚生労働省が5月9日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減少した。減少は24カ月連続で、比較可能な「1991年以降で過去最長を更新した。給与総額は伸びているが、物価高に追いつかない状態が続いている。実質賃金の減少幅は2月のマイナス1.8%から拡大した。

認知症患者 30年に推計523万人 8年間で約80万人増加

厚生労働省研究班の調査によると、認知症の患者数が2030年に推計523万人に上ることがわかった。2022年時点の443万人から8年間で約80万人増える。高齢化の進展に伴い2050年には587万人、2060年には645万人と増加する。これに加えて危惧されるのが、認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の患者数の増加だ。MCI患者は2030年に593万人、2060年には623万人まで増えると推計した。MCIは認知症の手前の段階にあたり、この予備軍を含めると、認知症患者数は2030年には1,100万人を超す。
年齢別に認知症患者の割合をみると、65〜69歳では1.1%、70〜74歳では3.1%にとどまるが、75〜79歳では7.1%に増加し、90歳以上では実に50.3%と一気に高くなる。男女別に認知症患者をみると、女性の方が高かった。85〜89歳では女性が37.2%、男性が25.2%、そして90歳以上では女性55.1%、男性36.6%だった。
厚生労働省研究班が福岡県久山町、石川県旧中島町(現七尾市)、愛媛県旧中山町(現伊予市)、島根県海士町の4地域に居住する65歳以上の高齢者を対象に調査した。

和歌山県 23年柿の収穫量45年連続で全国1位 2位奈良県

農林水産省によると、和歌山県の2023年の柿の収穫量は3万8,900トンで45年連続で全国1位となった。全国の収穫量の21%を占めた。ただ前年より3,100トン(7%)減少した。また、同県内の農地面積は2,460haと、ピークだった2001年から22年連続で減少している。こうした状況を受け、同県はブランド柿の「紀州てまり」などを普及させることで、農家の収入アップにつなげ、新たな生産者を増やしたいとしている。
2023年の柿の収穫量の2位は奈良県で2万6,600トン、3位は福岡県で1万5,100トンだった。

ミャンマー 男性の海外就労手続きを再開 混乱回避へ

ミャンマーの送り出し期間によると、同国の軍事政権は5月6日、1日から一部停止していた男性国民の海外就労の手続きを再開した。労働省から受け付けを再開したとの連絡があったという。
国軍の徴兵が始まり、若者の国外流出が加速する中、今回の措置について、渡航停止期間を短期で解除し、徴兵忌避あるいは徴兵逃れによる混乱が、国内外にクローズアップされることを極力避けたい思惑があるとみられる。

大谷翔平 8度目の週間MVP 日本勢3人目両リーグ受賞

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(29)が5月6日、前週に好成績を残した選手を表彰するナショナル・リーグの週間MVPに選ばれた。対象期間は4月29〜5月5日で、大谷は5試合で打率5割2分4厘、3本塁打、7打点だった。昨シーズンまで在籍したアメリカン・リーグのエンゼルスで7度受賞しており、移籍後初の選出。日本勢最多の通算受賞回数を8度に更新した。日本選手の両リーグでの受賞は野茂英雄、イチローに続き3人目。

井上尚弥 6回TKO勝ちで王座防衛 世界戦4試合同時開催

ボクシングの世界タイトル戦4試合が5月6日、東京ドームに4万3,000人の観衆を集めて行われた。
世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチで統一王者の井上尚弥が挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回1分22秒TKOで下し、4団体の王座防衛に成功した。井上は初回にキャリア初のダウンを喫したが、その後3度のダウンを奪い圧倒した。
世界ボクシング機構(WBO)バンタム級5位の武居由樹は、王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3−0で判定勝ちし、世界初挑戦で新王者となった。世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者のユーリ阿久井政悟は、同級3位の桑原拓を3−0の大差判定勝ちし、1月に奪った王座の初防衛に成功した。WBAバンタム級王者の井上拓真は、同級1位の石田匠に3−0の判定勝ちで2度めの防衛に成功した。
国内で世界タイトルマッチ4試合が同時開催されるのは史上初だった。また、東京ドームでボクシング興行が行われるのは、1988年3月と1990年2月に当時の世界ヘビー級王者、マイク・タイソン(米国)が防衛戦を行って以来、34年ぶりだった。

姫路城の23年度来訪客約148万人 外国人は初の40万人超え

姫路城管理事務所によると、ユネスコの世界遺産登録から30年を迎えた国宝・姫路城の2023年度の来訪客は147万9,567人で、前年度比52万人余り増えた。これは新型コロナウイルス禍前の2019年度の95.6%の水準。このうち外国人客は45万2,300人で、前年度を35万人余り上回り、記録が残っている1992年以降で初めて40万人を超えた。この結果、全体に占める外国人客の割合も30.6%とこれまでで最も大きくなった。

ジャンタル・マンタルが制覇 競馬のG1NHKマイルカップ

競馬の第29回NHKマイルカップ(G1、1600m芝、18頭出走)は5月5日、東京府中市の東京競馬場で行われた。2番人気に支持されたジャンタルマンタル(川田将雅騎乗)が1分32秒4で優勝し、1着賞金1億3,000万円を獲得した。同馬のG1制覇は2023年12月のジュベナイルフィリーズに続き2度目。川田騎手はこのレース2勝目、高野友和調教師は初勝利。
ジャンタルマンタルはこのレースで優れたマイラー資質を発揮した。好スタートから好位につけ、最後の直線で早めに抜け出し後続との差を一気に広げ、ゴール版を突き抜けた。1番人気のアスコリピチェーノが不利がありながら、進路をこじ開けて2馬身半差の2着。直線、中団から伸びた10番人気のロジリオンがさらに首差の3着に入った。

和歌山・白良浜海水浴場で5/3 ”本州一早い”海開き

和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で5月3日、”本州でいちばん早い”と銘打った、恒例の海開きが行われた。同日は砂浜で安全を祈願する神事が行われた後、観光客や子どもらおよそ200人が集まり、テープカットを合図に一斉に海に飛び込む姿がみられた。午前10時の気温と海水温がともに22度で、訪れた人たちは一足早い夏を楽しんでいた。白良浜海水浴場は8月末まで開設される予定。