アルツハイマー病新薬 米FDAが承認過程調査へ

米食品医薬品局(FDA)は7月9日、製薬大手エーザイ、米バイオジェンが共同開発した認知症のアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」の承認過程が適切だったかどうか、上部組織の厚生省の監察官に調査するよう自主的に要請したと発表した。
FDAの外部有識者委員会は有効性に否定的な意見だったため、FDAの承認後、批判や疑問の声が噴出し、委員3人が抗議して辞任した。米議会下院も承認過程を調べることを決めた。