坂上田村麻呂造営の国史跡の堀誤って掘削 岩手県

坂上田村麻呂造営の国史跡の堀誤って掘削 岩手県
 盛岡市教育委員会は1月10日までに、平安時代、征夷大将軍として勇名を馳せた坂上田村麻呂が造営した国史跡「志波城跡」の堀の一部を岩手県が農業用水路の工事中に誤って掘削したと発表した。現場は志波城の建物群を囲んだとみられる外堀「外大溝」(幅約5㍍、深さ約2㍍)の南西部分。隣接地で用水路工事を進めていた県が13年12月20日ごろ、約15㍍にわたって遺構を損壊した。修復は難しいといい、文化庁に史跡の現状変更を届ける方針。